保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » 無 職業 » ジャーナリスト |
【はじめに】
試験というものを受けたのは約30年前の英検以来。そんな私がここに文章を寄せるのは、中高年層への受験奨励と、若い人たちの反面教師となるためです。
国連英検受験は、年齢を重ねてからでも、弱点を知り、知識を整理・拡充するのに有意義です。試験の軽い緊張感も楽しいものです。若い人と一緒に受験して落ちたら恥ずかしい、などと考えずに、受験されることをお勧めします。
英語は、日本育ちの日本人としてはまあまあという水準に達した後も、なかなか楽になりません。もう一段、二段上に伸ばすには、長い時間と、時には尋常でない努力も必要なようです。私は不十分でした。たいして変わり映えしないまま10年、20年という月日がいつの間にか流れていました。
【受験動機】
国際報道に四半世紀携わり、大国のパワー、国家指導者の権力、軍事や諜報の重要性は嫌でも思い知りました。国連には制約や欠点も少なくありません。しかし国際法に基づき平和と人権、発展を掲げ、弱者を保護・支援し、グローバルな信頼を培ってきた巨大組織の国連は、未来に現実的な希望を託せる数少ない存在です。最近、日増しにそう思うようになりました。この際、国連と国連英語の知識を固めておくのは有意義だし、特A級なら自分のキャリアを表現する一助として有用なこともあるだろう、と考えました。
【1次筆記】
一月ほど前、通勤電車の中で"BASIC FACTS"とアナン前事務総長の"WE THE PEOPLES"を読み、気分を出しました。どちらも良書です。指定テキストは英語で通読後、暗記に資するよう訳文も読みました。年号は頻出のようです。試験の10日ほど前、初めて国連知識、文法の過去問を少し解き、甘かった、これは受からないと観念しました。唯一のチャンスは小論文で満点近くとっての滑り込み、と皮算用し、駄目もとで受験しました。
処理速度に不安がありましたが、通常は使わない老眼鏡も用いてなんとかセーフ。小論文は練習なし、課題も予想外でしたが、思いつきのアイデアで1頁ぎっしり書きました。一応は論理的な体裁で、この内容の答案はユニークでは、と自己満足。30年ぶりの受験は楽しく、2時間速読・速答しただけで、物忘れが多くなった頭の回転が急に速くなったような気がしました。しかし結果をみると、マークシートは不思議に点が取れていましたが、期待した小論の評価は低く、がっかり。試験はわからないものです。小論は、具体的な知識がないのを見破られたのでしょう。大学入試のころ聞いた「試験場での発明は失敗の母」という助言を思い出しました。
【2次面接】
私の場合は国連も関係する最近の国際問題が多く取り上げられました。海外の新聞、衛星放送がダイレクトに役に立ちました。面接官とのやり取りは知的な刺激があり、とてもおもしろかったです。でも帰宅途中、「~だったなら、虐殺を回避できていただろう」という仮定法の文法でミスをし「回避できた」と話していたことに気がつきました。
【受験を終えて】
海外各地で10年以上勤務しましたが、失礼ながら、英語で全然苦労しないという日本人には、それほどたくさん会いませんでした。ただ英語といってもいろいろです。文学や芸術、批評の語彙、俗語・口語の言い回しのマスターはほんとうにたいへんです。内政や歴史、思想なども一筋縄ではいきません。しかしながら国連や国際機関で使う英語は、表現や語彙がかなり定型化されています。子供のころから英語で何年も教育を受けた経験がなくとも、適切な努力と訓練をしっかりやれば、使いこなせるようになります。平和、安全、人権、経済、開発、環境といったトピックは、国連関係者でなくとも頻繁に出てきます。国連の英語は、努力すれば身につき、使う場面は多く、意義は大きく、見返りもきっとあります。割のいい勉強です。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 990点 留学経験 » アメリカ2年半 職業 » 高校英語教員 |
2次試験の時に極度に緊張し、伝えたいことの半分も言葉にできず、次回の申し込みをしようと考えていた矢先に合格通知が届き大変嬉しかったです。
1次試験対策
私が使用した問題集は以下のものです。
1. 国連英検指定テキスト「わかりやすい国連の活動と世界」(三修社)
2. 2013年度国連英検過去問題集 特A級・A級(メディアランド)
3. 国連英検特A級、A級対策「改訂版」(三修社)
4. 上級時事英文法(三修社)
私はこの試験を受験するまで国連についての知識が乏しく、その活動内容についても他の組織(NATO等)との違いもあやふやな状態でした。その克服のために、2、3番のテキストで問題に触れながら、1番のテキストで確認していきました。また、日本国際連合協会のHPにある国連クイズの問題もなんども解きました。文法・語彙・長文問題の対策では問題集を各3回解き直しました。1、2回目まず問題を解いて、その後解答を見ながら間違いを確認し、3回目は試験の直前の復習として1問1答形式で問題を解いたらすぐ解答で確認していきました。特に不安だった語彙に関しては覚えられない単語をエクセルで一枚の紙にまとめ、ある程度覚えたら、同じ単語の並びを変えて覚えるようにしました。英作文に関しては国連英検のHP上にある過去問を10題以上解いてみました。ただ、英作文に関してはそれまでの国連をはじめとする国際組織がその問題にどのように取り組んできたのかの理解が弱く、自説を展開するだけになり国連英検で求められるレベルの文章になったのではないかと思います。そのため、英作文対策に関しては後述するThe Changing Global Orderなどを利用し、2次試験対策と同時に進めていくべきでした。
2次試験対策
国連英検 上位級合格者 合格体験記で紹介されていた、The Changing Global OrderというCourseraのコースが1次試験対策の国連の活動についての付け焼き刃的知識しか持っていなかった私には非常に有益でした。このコースを通じて、国連の活動が国際貢献、国際秩序維持といった文脈でどのような意味を持つのかという有機的な理解につながりました。ただし、面接試験に関しては知識を身につけ、いろいろな質問を想定してそれについて答える準備をしておくことだけでは不十分です。私が試験後強く感じたのは、この試験で求められるのは、国連の活動を理解した上で自分の意見を述べる力であり、単なる英語力、国連の活動の理解ではないというものです。そのためには必要だったのは、今、自分が国際問題で何に一番興味があり、それについて自分が当事者であればどのような対策をとるのかということに焦点を絞って具体的なスピーチできるように準備をしておくことだったと、受験後強く反省しました。
保有資格 » TOEFL 111点(iBT) 留学経験 » 中国16年、フランス2年 職業 » 大学院生 |
この度は国連英検特A級に一発合格させて頂き、大変光栄です。海外生活が長いので、国連期間・国際協力に興味があり試験に受けました。国際問題に関する内容を重んじる試験なので、工学を専攻とする自分にとっては実に収穫の多い試験でした。
<一次試験対策>
公式参考書、過去問題集、『わかりやすい国連の活動と世界』(必読)に取り組むと共に、中国で購入したGRE対策の単語集を使用しました。実際の試験はGREより難度が低いので、英検1級の単語集でも十分活用できると思います。作文はTOEFL対策と同様の練習をしました。過去問題集の模範解答も参考になりますが、作文の構造、書き方等に関してはTOEFLを参考にすると良いでしょう。
<二次試験対策>
UN News Centre、BBC Global News のポッドキャスト及び自分の得意分野に関する国連機関(自分の場合、専攻のため主にUNDP-国連開発計画)のホームページを利用し、国連が取り組んでいる問題を中心とする時事問題をメモしました。余程国際関係に詳しくない以上、面接官との会話を自分の得意分野に導くことが大事だと思います。試験当日、待機中に渡される面接シート、又は自己紹介の段階で興味分野、専攻などをアピールすることで、会話が自然と進んでいきます。
国連英検は語学試験の中でも一番手応えを感じた試験でした。受験に向けて頑張っている皆様に、ご検討祈ります。
最後に、参考書を郵送してくれたりと、いろいろ応援してくれた家族に感謝します。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 955点、TOEFL 98点(iBT) 留学経験 » 無 職業 » 会社員(IT業界、某Cloud Integrator勤務) |
【はじめに】
いつか合格できればと考えていた国連英検特A級に今回合格することができ、光栄です。私の体験記が、今後国連英検を受験される方々のお役に立てればと思い書かせて頂きます。
【受験の動機】
私が真剣に英語の勉強を開始したのは、30歳も過ぎた頃でビジネスの場での必要性からでした。(受験者の中でもかなり後発にあたるのではと思います)
その後、子供の大学受験時、一緒に受けた英検をきっかけに国連英検の存在も知りました。元々大学時代から外交、国際情勢、国際政治には興味があったのですが、当試験を通じ日頃の知識と英語力を試してみたい、現役を引退したら海外等で英語とITを活用した支援をしたいという気持ちもあり受験を決めました。
【試験対策全般】
初回受験は2年前でしたが、A級との併願で試験内容もよくわかっていなかったことから、先ず指定テキストと関連問題集をネットで購入し、全体を通して1、2回程度学習しました。特に「わかりやすい国連の活動と世界」は読み物としても興味深くさらに何度か精読しました。しかし、A級は初回受験で合格できましたが、特A級は1次試験で2度不合格を経験しました。
2度の不合格で感じたのは、単にテキスト、問題集をこなすだけではなく、日頃からもっと時事英語に"触れ"、"身に付ける"必要があるということでした。
以前からCNNを視たり、TIME/英字新聞/英文WEB記事等を読んではいましたが、習慣化できていなかったと思います。
昨年第1回目不合格後、海外もしくはビジネススクールで勉強しようと思い、方向転換していたのですが、CNN、TIME、The Japan News、その他英文WEB記事(The Economist、Foreign Affairs等)、日本語のYahoo!ニュースで興味のある記事などを読んだ後、Twitterにretweetし、後から参照できるようにするということだけは試験とは関係無く続けていました。
今年受験するかしないかは申込み開始の直前まで決めていなかったのですが、家庭の事情から海外/ビジネススクール行きを諦めた こともあり、再度受験してみようと思い立ちました。そのため今回の受験では直前に国連知識問題を総復習した以外は試験対策というより、日頃の英語学習と自分の興味分野フォローを継続していただけという感覚でしたが、これ自体が対策になったようです。
【1次試験】
上記の通りですが、国連関連知識については出題傾向が明確にあります。今回、過去受験した際に入手した問題と対策本、問題集の該当箇所(A級含め)だけを見直しましたがそれだけで満点でした。加えて「わかりやすい国連の活動と世界」を出題傾向を意識して読むことまでできれば十分だと思います。
読解問題は時事で扱う語彙を中心に語形変化、用法を押さえておく必要があると思います。上記の記事を読む際に速読・全体把握
だけでなく、適当に読まないで確実に内容・用法を理解しながら読むことも心掛けました。加えて語彙力強化として使っていたのが以前別の試験対策で利用していた「TOEFLテスト英単語3800」「BasicWord List」でした。(後者は過去の合格体験記でも記載されている方がいらっしゃいました)
国連英検特A級は英検1級レベルかそれ以上の難しい語彙・熟語も出ますので英検1級レベル以上の単語本を利用するのも有効だと思います。
ただ単語だけを覚えるのではなく、文章の中でどう使われているか、同義語・反意語は何かを一緒にチェックすると良いと思います。
時間に対して問題が多いので、自分の場合は、大問2の長文読解以外は全文読まず、前後のフレーズもしくは該当語句だけ確認して解答するようにしました。
そうすればエッセイに30~40分残すことが可能になると思います。(文法正誤問題は、GMAT VerbalのSC対策をしていたので比較的簡単に感じました)
エッセイは、国連や国際情勢の知識があればベストですが、その前にエッセイの書き方のフレームワークができているかが重要だと思います。
英検1級、TOEIC Writing、TOEFL iBTを受験されている方であれば、どう構成して書くかの対策は一通りできていると思います。
それに加え、問題の国際社会における背景、それに対する国連の取り組み状況、さらなる課題やどうすべきかの意見を述べられればそれなりの点数は頂けるのではと思います。逆に言うと国連や国際情勢のポイントが"一部"不十分でも規定文字数と構成を押さえれば少なくとも半分は得点できると思います。
恥を忍んで自分の例を挙げますと、今回のエッセイ問題では恐らくGender Equalityに関する課題に対して国連憲章の精神、世界人権宣言の骨子、さらには最近話題のUN WOMEN、HeForShe Campaign、Impact 10X10X10等の取り組みに触れられればそれなりの点数は頂けたと想像します。
私の場合、UN WOMEN以下を書かずに他の国連機関や国連イベントを引用して何とか文字数と構成を意識して書き、全体の足を引っ張らない点数は確保できました。
実はUN WOMENは日頃読んでいるTIMEの広告に何度も出ていたのですが、当初試験を受ける前提で読んでいなかったため素通りでした。
日頃から関心を持ちアウトプットを意識して読むことが重要だと再認識しました。
【2次試験】
1次の自己採点結果からもしかしたらと思い、2次試験に向け何をするか先ず検討しました。
先ずは日頃から読んでいたTIME、UN News Cernterの記事、Twitterでマークしていた各種記事から使えそうなものをピックアップして再読したり、Wordにコピペして印刷してどこでも読める形にしました。
それに加え、当国連英検のサイトを含めた合格体験記と既に国連英検特A級に3回合格されていた(今回何と4回目!)土佐犬さんのブログを参考にしようと決めました。合格者の経験がやはり最良のガイドだと思います。
ネットで2次の面接について書かれた記事を探し、どういうやりとりがされているのか、どういう点に気をつければ良いのかを自分でも思い描き、同様に土佐犬さんブログの2次についての記事を読み、自分ならどう答えるかをシミュレーションしました。
また、2次には読み書きは不要です。そのため聴くことと話すことにフォーカスしました。
ここでも過去の合格体験記で自分に合いそうな勉強法をとられた方の方法を日頃の学習にプラスしました。
<元々やっていたこと>
<今回プラスでやったこと>
これらを朝出勤前、通勤時間、帰宅後の空き時間に利用して聴き、自宅にいる時はできるだけシャドウイングしました。
半年前までは外資系企業におり英語で会議、プレゼンは普通だったのですが、転職を機に半年間英語で会話していませんでしたのでとにかく独り言でも口を慣らすことを心掛けました。
試験当日、息子に車で会場まで送ってもらえたので車中で約1時間、NHK World NewsのPodcastをシャドウイングして本番に臨みました。
また早く着いたので会場近くのコーヒーショップでさらに1時間程度、以前印刷していたWord文書を眺めて何か話すように言われたら持ち出す話題をいくつか考えながら過ごしました。
2次試験前に面接シートの記入をしますが、事前に対策本からシートコピーした用紙に聞いて欲しい内容を簡潔に記載、本番待ち時間中に大き目の字でわかり易く転記しました。A級の時はほとんど触れられませんでしたが、今回は面接の約半分はここからの質問でした。
シートの書き方も対策の一つになると思いました。
本番では姿勢を正しく、相手の目を見ながらしっかりコミュニケーションする、質問には即座に応答し先ずは何か回答する、その間に次に話す意見を考え繋げる、プレゼンテーションをしているか如く手を使いながら伝えようと心掛ける。当たり前のことかもしれませんが、重要なポイ ントではと思います。
明確な回答がすぐに思い浮かばない場合、多少流暢さが落ちても、国連として/国際社会として/日本として/自分として何をすべきか/できるかということを多少抽象的でも言えることが大事ではと感じました。
【終わりに】
国連英検は単に英語力だけでなく、国際関係とその中に位置する日本社会の時事、一般常識を問う試験でもあると思いますので学生の方から私のような年配の社会人まで幅広い層にお薦めできる資格だと思います。
自分は今回合格できたとはいえまだまだですが、英語4技能(R/L/S/W)全体をバランス良く高められるよう英語に触れ、使うことを習慣化していきたいと思います。
最後に、昨年よりTwitterを通じ、励ましのコメントを頂いた国連英検特A級受験/合格者の皆様にこの場を借り感謝申し上げます。
保有資格 » 実用英検1級 職業 » 高校生(渋谷教育学園渋谷高校) |
私は日々部活と宿題に追われる生活を過ごしているため、問題集にはほとんど手をつけられずに本番に臨みました。しかし、“Today’s Guide to the United Nations (わかりやすい国連の活動と世界)” の中の代表的な会議や条文だけはしっかりと目を通しておきました。点数を見る限り、読解力や表現力でかなり稼いでいたので普段の読書がいかに大切かを痛感しました。逆に語彙力の弱さが露呈したので、特に専門的な言葉に関してはあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
二次試験は、落ち着いて臨む事ができました。面接官の方はとてもフレンドリーでこちらがリラックスして話せる空気をつくって下さるので心配することはありません。私は国際情勢にとても興味があるので、普段からニュースをチェックしていたことがとても助かりました。また、二次試験では自分の興味のある分野について話せる機会もあります。ここはいかに自分がそのトピックについて興味をもっていて情熱的であるのかを伝えるだけで、全然印象が変わってくると思います。結果を見るとそれが伝わったようだったのでよかったです。
保有資格 » 実用英検1級・通訳案内士 職業 » 通訳案内等をしながら医療英語を勉強中 |
私は特に留学経験がある訳でも、英語を専門とする職に長年就いてきた訳でも、俗に言うエリートでもなく、ましてや配偶者がネイティヴという環境にある訳でもない、ごく普通の英語好きといったところです。
そのような私が難関の国連英検特A級に合格できたことは、英語学習者として大きな励みであります。またこの試験は、単に英語のスキルという視点にとどまらず、よりグローバル化する社会において世界とインタラクトできるcosmopolitanとしての資質も問われる試験であるという点で意義深いと考えます。
国連英検特A級をこれから受験しようとする方々は、高いレベルでの英語力はもちろん、独自の勉強法を持ち、自分で問題解決できる能力を持っておられると思いますが、参考までに私が特A級対策としてどんな事をしたかを申し上げます。
まず一次試験対策ですが、「わかりやすい国連の活動と世界」を最初に日本語で読んでから英語で読みました。人によっては、このテキストの英文は非常に解りやすいと言いますが、私にとっては非常に難しく感じたのでそうしました。
そして、過去問を何年分か解いてみて、出題されたことのある国連関連知識を重点的に覚えるといったごく基本的な勉強をしました。
又、某学校でアドバイスされたサイトトランスレーションによる速読力の向上は非常に効果的だったと思います。
二次試験対策としては、普段から国内外の出来事に気を配るのは当然ですが、逆の立場・逆の視点/意見というものをいつも意識するように心掛けました。なぜなら、情報は諸刃の剣であり、又、幅広い異なる視点を持った方がディスカッションの場でも柔軟に対応できると思ったからです。さらに、主だった出来事について自分の意見を英文で書き、それらを音読することにより概ね何を聞かれてもある程度の対応ができる気になりました。
あとは試験当日に集中がピークに達するよう持っていきました。
皆様の努力が報われますことをお祈りいたします。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 990点 留学経験 » 米ニュージャージー州に約5年滞在 |
難易度の高い試験に合格できて光栄です。
あまり特別な対策はしていませんが、日頃から英フィナンシャル・タイムズやエコノミスト誌に目を通しました。日本のメディアと併せて情報に触れることで、海外情勢への理解が深まったように感じます。海外情勢を勉強する際には、「この問題に対して、国連は何ができて、限界はどこか」と考えてみることも重要だと思います。面接ではこうした質問に対応できるかどうかが見られていたと感じました。
やはり、国連の基礎的な権限や歴史を勉強しておくのは最低限だと思います。1次試験でこうした知識が問われるほか、上述した面接対策には不可欠です。安保理や事務局長の役割は特に重要だと感じました。
毎日少しでも知識を取り入れていけば、決して手の届かない試験ではないです。ご健闘をお祈りします。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 985点 留学経験 » University of California, Irvine 交換留学1年間 職業 » 会社員 |
約5年前に実用英検1級に合格して以来、本試験受験に向けて準備を始めました。その間、2人目の子を出産したこともあり、育児と仕事の両立で、なかなか国連英検特A級受験勉強の時間をとれませんでしたが、1回目受験で無事合格でき、私自身、大変驚いております。
勉強時間は、職場で昼休みの30分弱と、週末、家事・育児の合間です。(私のような立場の者でも、諦めなければ、合格できるのですね。)それから、通勤時に Time を読んでいるのも、役に立ったのかもしれません。
2次試験準備では、自分の人生観が大きく変わりました。世界では、想像もできない苦しみを抱えて生きている人々が沢山います。今回、合格したのを機に、今後、自分に何ができるのか考えていきたいと思います。
1次試験準備
約5年かけて、これら↓のテキストで勉強しました。
勉強したテキスト:
2次試験準備
多くの方々の合格体験記を拝見して、2014年度第2回特A級合格者の森澤諒一さんのような2次試験準備が一番理想だと思いましたが、時間が足りなかったため、以下のように準備しました
1次試験が終わってから、まず、Global Issuesで、自分の興味ある分野を3つ選び、それらについて、いろんな Report を読みました。できるだけ、毎日、UN Radio のサイトを見たり聞いたりしていました。職場で英語を話す機会が全くないため、お風呂で子供たちに向かって、自己紹介やちょっとした答弁の練習をしていました(下の子は、ニコニコして聞いてくれるので、練習しやすかったです)。国連広報センタ-の資料映像も勉強になりました。YouTube には、UN関係の映像がたくさんありますので、自分の興味のある問題についての映像を見ると、簡潔にまとまったものもあり、理解しやすいかと思います。
2次試験当日、英検1級の面接時のように緊張してだめになるかと心配していましたが、あれから歳をとって神経が図太くなったせいか、面接中は、ほぼ、いつもの自分で面接官と会話することができました。イケメン面接官の方々が、とてもやさしい表情で、私の話を聞いてくださったので、非常にお話しやすかったです。
本試験の受験を迷われている働くママさんへ
長いスパンで考え、焦らずに、コツコツ、自分ができる範囲で試験準備してください。私が、今回、受験を決意したのは、会社の女性の先輩が「数年たつと、『もうしなくてもいいやぁ』となることもあるから、やりたいことがあれば、今、チャレンジしなさい」とアドバイスくださったからです。
最後になりましたが、受験準備のために、何かと協力してくれた家族に、大変感謝しています。
保有資格 » 実用英検1級、TOEFL 105点 留学経験 » オークランド大学(ニュージーランド)1年 職業 » 大学院生 |
国連業務に興味を持つものとして、国連英検特A級に合格することができ、大変嬉しく思っています。本体験記がささやかながら、今後国連英検を受験する方々の参考になればと思い書かせて頂きます。
【受験動機】
外交、国際関係、国際法などを学び、将来国連等で勤務することも視野に入れたいと考えていたため、国連に関する知識とともに英語能力を伸ばす機会であると捉え、受験を決めました。
【試験対策全般】
A級は数年前にほとんど試験に特化した勉強はせずに既存の知識や英語力で合格できたため、特A級もその調子で受けてしまったところ、やはり点数が足りずに痛い目に合いました。そこで、特A級受験にあたっては以下のような対策を取りました。
【一次試験】
【二次試験】
UN Radio については二次試験前に意識して聞こうとしていたのですが、結局きちんとした準備は一次の合格通知が来てから始めたので、ばたばたでした。準備不足(前日に二次の受験体験記を読み終わってNHK解説委員サイトとUNサイトを漁る始末)は自己責任ですが、本番では、最初から、「今南アメリカを訪問している要人が誰かわかりますか?」と聞かれ、インタビューシートに記入したこととは関係なさそうな質問に意表を疲れました。総理は日本にいるし、誰か閣僚とか訪問していたっけ?と冷や汗。「イタリアから・・・・」「あ、日本からじゃないんですね、Pope(ローマ教皇)ですね!」「そうそう、彼の今回のスピーチの要旨はわかりますか?資本主義に関するものなんですが」「(内心:知りません・・・汗)申し訳ありません、その件はまだニュースで確認していなかったのですが、資本主義に関してのPOPEの見解は・・・・(とりあえず既存知識で語る)」。そして面接官「ゲイ・メリッジについてどう思いますか?」、私「(ここは関心が高かったので普通に)」、面接官(頷いて)「じゃあ、次は気候変動について聞くね!」「(!!個人的に一番聞かれたくなかった。なぜよりによってそのテーマ、アフリカの開発とか紛争とか聞いてください汗)はい・・・(この後撃沈)」日本人面接官の方「(哀れみの眼差し、に見える)では中国の南シナ海での埋め立てについて・・・・」「それは難しい問題ですね・・・・・」といいつつも、法の支配に関する各国の政治的態度等を参照しながらなんとか返し。そして面接官の方「最後に1分でいいたいことはありますか」「あ、はい、最近ですと、難民問題が気になっています・・・・(問題意識についてここぞとばかりに語る)」というわけで締めはにこやかに終わりました。しかし、反省・改善点は、面接のその週も、当日の朝も、めぼしいニュースは英語できちんと確認しておきましょうということです。また、興味の高い、得意なテーマだけ掘り下げずに、全般的に重要テーマについては(重要テーマが何か、についてはこれまでの過去問や受験体験記等を見ていると大体浮かび上がってくると思いますが、有名な土佐犬さんのブログなどをご参照ください)キーワードを英語で正確に言えるようにしていくこと、そして短くても自分の意見を用意していくと良いのではないかと思います。二次試験の後は絶対ダメだったと思って落ち込んでいたので、合格通知をいただいたとき、そして友人たちがそれを祝ってくれたときは感無量でした。
【最後に】
振り返ってみますと、私の受験記は理想とはほど遠く到底参考にならないかもしれませんね・・・・・・それでも反面教師としてでもお役に立つのではと思い、恥を忍んで投稿させていただきます。そして、準備不足の私がいうのも不適切かもしれませんが、この試験の醍醐味は、準備の過程で世界を取り巻く問題について知見を深め、考えることができることにあるのではないかと思います。ここまでお読みいただいた方に御礼を申し上げるとともに、皆様が本試験に挑戦し、そして合格を笑顔で勝ち取られることを心からご祈念しております。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 970 留学経験 » 海外16年間在住 |
この度は、2015年度第1回国連英検に合格させて頂き誠にありがとうございました。
日々英語に接する仕事をさせていただいていながら、海外在住時と比較しますと英語力が低下していると感じ、自身の英語力をより高めたいと決心した事が受験へのきっかけとなりました。
【1次試験】
合格までの道のりは険しく、普段目にする事も口にする事もない英単語が当たり前のようにテストに登場したためまずは語彙力強化に努めつつ、「わかりやすい国連の活動と世界」のテキストを読み進めました。読み進める際に数字、地名、年代を意識しながらメモをとっていき、英単語とともに覚える事を続けました。
世界情勢に関する知識不足もあったため、海外メディアのニュースと国連ニュースに毎日目を通しました。通勤途中では欠かさず Podcast の United Nations RADIO やその他海外ニュースラジオを聞いていました。
まとまった時間を週に何回か持ち、各年度の問題集や過去問を揃え、ひたすら問題を解いていきました。経験談からですが、過去問を解きつつ、間違えてしまった問題は完全に理解するまで復習をし、自身のテストに対する英語力を高めていきました。
【2次試験】
一次試験の解答速報から合格している事が分かりましたので、すぐに2次試験対策に取り組む事が出来ました。2次試験では面接カードに記入した内容が出題される事が多いので、興味のある時事テーマを記入するようにしそのテーマに関する事には特に精通するようにしました。いつも以上にニュースを読んだり聞いたりすることで対応力をつけて臨みました。
【おわりに】
国際社会に生きる1人の社会人として、タイムリーな時事問題に対し自分の意見をしっかりと述べる事の出来る機会を与えてくれるこの資格試験には、大変大きな意味があると感じました。自身の更なるスキルアップのため、近い将来特Aに挑戦したいと思います。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 880点、TOEFL 102点(iBT) 留学経験 » 無 職業 » 大学生(お茶の水女子大学) |
今回、国連英検A級に合格することができ、大変嬉しく思っております。
元々英語や国際関係に興味のあった私にとって、国連英検は是非一度チャレンジしてみたい資格でしたが、大学での日々の課題に追われ、国連英検の対策の学習は予定通りには進みませんでした。それでも今回合格を頂けたのは、大学の授業をはじめとした日々の学習が功を奏した結果であると思っております。
国連英検の対策としては、指定テキストである『わかりやすい国連の活動と世界』と『国連英検特A級・A級対策』を使用しました。また、同時期に実用英語検定1級の受験も控えておりましたので、『でる順パス単 英検1級』も使用していました。
大学での学習についていえば、英語のスピーキング・ライティングの授業を履修して毎週さまざまなトピックについて英語でディスカッションを行ったりエッセイを書いたりしたこと、及び、国際協力・国際関係を扱う授業を週に、2,3コマ程度履修し、国連や国際情勢についての理解を深められたこと、の二点が合格につながったと感じております。日々の学習につきましては、BBCやNHK Worldのホームページでニュースをチェックしたり、英語で書かれた国際関係に関する本を読んだりしていました。
試験対策としての勉強が十分に行えたとは言い難いのですが、この体験談がA級の合格を目指される方々のお役に立てれば幸いです。 ありがとうございました。
保有資格 » 実用英検準1級、TOEIC 885点 留学経験 » 中国 職業 » 中学生(名古屋大学教育学部附属中学校) |
私が国連英検A級を受験したのは、将来の夢が国連で働くことだからでした。
とても難しい試験だと思ったので、まず勉強法について友人に相談しました。そこで、BBCのニュースを読み聞きする、というアドバイスを受けました。また、試験には難易度の高い単語が沢山出てくる、ということなので、参考書などを読んでいて自分の分からない単語があればすぐ辞書で調べました。
しかし、そんな勉強計画も長続きはしませんでした。とても大変で途中からやる気がうせてきました。そこで私は試験勉強と自分の興味のあるものを結びつけることにしました。
私はハリー・ポッターがとても好きなので、分からない単語でそれに関する例文などをつくって勉強しました。このおかげで、試験当日までとても楽しく勉強することができました。
今まで努力した甲斐がむくわれて、今回A級を合格することができました。次回は特A級をチャレンジしてみたいと思います。
保有資格 » 実用英検準1級、TOEIC 865点 留学経験 » 無 職業 » 会社員 |
STEP英検1級合格まで、あと一歩という状態から、少し違う角度で自らの英語力を伸ばした上で再チャレンジするつもりで、これまで縁の無かったこの資格にトライしました。
実際に市販の過去問を解いてみると、国際連合や国際情勢、英文法も正誤問題で極めて厳格に自然かつオフィシャルな用法を求められる等、STEP英検とは全く異なる内容でした。資格の合格より、より多面的に自らの語学力を高めるとの目的に、とてもよく合っていたと今になって思います。
国連知識は過去問を3冊購入し、Ⅰ.の出題されたものをタイピングしたものを持ち歩きました。比較的解き易かったⅢ,Ⅵ,Ⅶは、過去問をひととおり解いて、かかった時間から残りの問題に充てられる時間を制御しました。
英作文は、過去に出題されたテーマを、対立、協力、環境・技術等に分け、その中でいくつか自分で時間を測りながら作文を行い、流れのパターンをつかんでおきました。
二次試験は、自分の話し易いテーマ、話し難いテーマそれぞれについてQ&Aをシュミレートしておきました。機会があれば、特A級にもトライしたいと思います。
保有資格 » 実用英検1級、IELTS 7 留学経験 » 8歳時、1年半、米国メリーランド州 職業 » 医師 市中病院 |
国連英検は、文法の間違い、乱文整序など、英語検定やTOEFL, IELTSにはなかなか出てこないタイプの問題があり、やや特殊な試験です(※TOEICは未受験です)。したがって、他の試験でA級相応レベルを達成していても安心は出来ません。私自身、英検1級をもっており、A級合格者のうち何割かは準1級レベルと聞いていたので、あまり本腰をいれる必要はないと考え、国連の知識問題を指定参考書での勉強をしたのみでした。しかし、試験当日は上記をはじめ特殊な問題に苦しみ、もっとしっかり対策をしておけばよかったと思いました。個人的には、大学院試験 GMAT の sentence correction の分野を勉強するといい対策になる、という印象でした。
2次試験は、逆に身構えて臨みました。というのも、他の試験のように純粋に英語の運用力を問うのではなく、実際に国際機関で働いてよいかを圧迫面接に近い形で試すと聞いていたからです。まず、国際機関で働くための志望動機として、敗戦国であるにもかかわらず、世界保健機関になぜ日本の参画がより重要になってくるかを、高齢化の観点から説明できるように練習しました。その上で、前日まで近現代史や主要な国の政治・経済についてインターネットで調べつづけました。残念ながら当日はその調べた内容は全く聞かれませんでしたが、世界における高齢者対策の現状や WHO の取り組み、日本がこれからするべきことに関して面接官が耳を傾けてくれ、終始自分の思いをぶつけ続けることができました。試験にしては少し熱くなりすぎたと後で反省しましたが、これぐらいがちょうど良かったようです。
この試験は、国連で働くにあたり即戦力があるかどうかを忠実にテストするとてもいい試験です。作成する文章に文法ミスや不適切な語彙選択があってはならないし、厳しい批判にしっかりと対応できる論理的思考と説得力のある表現を心掛けていないといけないように思います。興味を持たれた方、是非この検定を通して、国連職員を目指しませんか?
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » 米国大学院留学卒業、海外勤務長期 職業 » 名古屋学院大学 国際文化学部 教授 |
長期の海外勤務を終えて、日本で教職に就いたので、受験しました。 英検1級は、何年も前にとりましたが、 国連英検があることは知らなかったので、自分の大学の学生達に受験を進めようと思ったので、まず、自分が受験しました。 特に勉強はしませんでしたが、テレビはずっとCNNやBBCを見ています。 ほとんど英語のNEWS番組や討論を毎日見ています。 役に立ちました。 そのほか、試験の2-3日前に、一夜付けで、Basic Facts about the United Nations というタイトルの本を読みました。 パスしましたから、これでOKであると思います。 英語は、毎日使っていないとさび付くので、テレビのCNNやBBCは良いと思います。 ドラマもミステリーチャネルの英語、BBCの英国ミステリーを字幕なし、あるいは、字幕付で見ます。 TVを活用すると良いと思います。 後は、英語ミステリーを1-2日で一冊読みます。 早読みが出来るので、試験の時間はかなり余りました。 役に立つかどうか知りませんが、こういった型破りのやり方もあるということで、書きました。
保有資格 » TOEIC 990点、実用英検1級、通訳案内士 留学経験 » 無 職業 » 会社員 |
この度国連英検A級に合格することができ、大変嬉しく思っております。
大学で英米研究を専攻して国際問題には常に興味がありましたが、何故か受験には至っていませんでした。仕事で使用する英語が国際問題とはますます関係が無くなってきましたので、自分自身を奮い立たせる意味もあり受験を決意しました。
<1次試験>
過去問を確認したところ、通常ニュースで見ている内容が多く、ますます興味が涌きました。一定のレベルの語彙力が不可欠ですので、まずはニュース英語の多分野の基本的な単語を確認しました。イディオムも出題されますので英検1級対策の本を活用しました。時間的に大量の英文を読む試験ですので、インターネット上の記事を多読し、瞬間にイメージが湧くように訓練しました。又、指定テキストから10問そのまま出題されますので、特に数字を意識しながら直前に頭に焼き付けました。
<2次試験>
まずは面接試験での瞬発力を上げるために、基本文型やニュース英語の短文などを日→英で素早く訳す練習をしました。次に最近のニュースをカテゴリー別にまとめ暗記しました。「アジア・中東・EU・アフリカ」等の地域と、「難民・人権・エボラ」等のトピック別に分けました。張り切って多く作ってしまいましたので、試験までに完全に覚えられず直前であわててしまいました。実際にはあまり細かいことは質問されず、意見をしっかり述べることを求められましたので、もっとキーワードを明確にし、アウトプットの練習時間を増やせば良かったと思います。緊張と興奮の中で迎えた2次試験でしたが、面接官の方は私の実力が最大限に発揮できるように配慮されているように感じました。つまり落とすための試験ではなく、合格するレベルがあるかどうかを確認する試験ですので、自分のできる範囲の英語力でゆっくり・はっきり発話することが重要に思います。
現在特A級合格を目指して勉強しております。今では全く力不足ですが、実践的でやりがいのある試験ですので、非常にモチベーションが上がっております。