保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 990点、 TOEFLスコア 118点 留学経験 » アメリカ、シンガポール、イタリア(通算10年) |
この度は、英語検定試験の中でも最難関といわれる国連英検特A級に合格することができ、大変光栄に思います。
私が国際政治に関心をもったのは、高校二年の時にユナイテッドワールドカレッジに留学したことがきっかけでした。この高校は、若者の国際理解を促進するために設立された学校で、世界の90カ国から学生が選抜され寝食を共にしながら高校生活を送ります。
私は中国人のルームメイトに、当時問題となっていた小泉元首相の靖国参拝について意見を求められたことがありました。しかし、私はその問いに対して何とも答えられませんでした。ニュースで聞いて知ってはいたけれども、その歴史的な背景や参拝が政治的に示唆することをよく理解していませんでした。ルームメイトに言われっぱなしで純粋に悔しかったこと、そして何よりも英語が堪能でもそれだけでは意味が無いと痛感したことを今でもはっきりと覚えています。英語ができ、海外経験があることで自分が国際的な人材であると思い上がっていたことを恥ずかしく思いました。
大学進学後も、高校生の時に味わった悔しさと情けなさを原動力に、自分の言葉で自らの見解を語る力をつけることに精進してきました。国際安全保障のゼミに入り、国際関係の基本となる理論、核不拡散問題、北朝鮮問題、日中関係をはじめとする日本を取り巻く安全保障問題を勉強しました。防衛大学や韓国のソウル大学の学生との共同研究シンポジウム、外務省主催の大学生国際問題討論大会にも参加し、中東紛争から FTA や EPA の経済連携の枠組みに対しても幅広く関心を寄せてきました。大学三年では、アメリカのペンシルベニア大学に一年間留学し、著名な教授のもとでアメリカ政治や国際政治を学んできました。
こういった背景のもと、国連英検の特A級に合格できたことは、私にとって、とても大きな自信となりました。英語力はもちろんのこと、それ以上に国際問題に対し、自分の見解をネイティブと対等に討論することができると認定して頂けたことは、今携わっているグローバルビジネスの現場でも活かすことができると自負しております。
試験対策についてですが、一次試験を突破するポイントは、やはり国際問題に日々関心を寄せることだと考えます。母国語の日本語でも内容が難しいとなかなか理解できないことがあると思います。国連英検も然りで、英語力が完璧でも国際問題や専門用語に精通していなければ解けない現実です。その対策として、政治経済や世界の時事問題に常にアンテナを張り、その類の英文に読み慣れておくことをお勧めします。国連の基本知識に関しては、参考書を読んで暗記しておくと良いでしょう。
二次試験では、時事問題に対する自らの見解を口頭で求められます。国連が深く関わっている平和維持活動の基本的な背景、その介入の正当性や今後の展望も含めて意見をまとめておくと、良いと思います。また、全ての紛争や国連活動を完全に網羅することは難しいと思いますが、理解の不十分な質問をされた際は、中途半端に答えるよりは毅然とした姿勢で分からないと答えても良いと思います。英語でそういったプロフェッショナルなやり取りができるかどうかも評価の対象になるかと思います。
今後、国連英検特A級に挑戦される皆さんに少しでも参考になれば幸いです。国際情勢は常に流動的ですので、私も合格に甘んじることなく今後も国際問題に関心を寄せていきたいと思います。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 975点、通訳案内士(英語)、 中学・高校一種教員免許(英語) 留学経験 » 米国 勤務先 » 防衛省 |
【はじめに】
今回、国連英検特A級に合格し、大変光栄に思います。これから国連英検を受験される方に少しでもお役に立てればと思い、私の体験記を書かせていただきました。
【受験の動機】
もともと国連の仕事に興味があり、10数年ほど前に外務省のJPO派遣制度で国連英検A級が語学審査で使われていると知って、国連英検A級を受験しました(現在では、特A級が使われている)。その頃、国連英検の他にも、TOEICや通訳案内士などの資格取得のために、英語を一生懸命勉強していました。しかしその後は、集中して英語を勉強してこなかったと感じ、今回、自分の英語力を客観的に精査してもらいたいと考え、国内の英語試験では最難関ともいわれ、且つ、国際情勢に関する知見についても試される本試験特A級を受験しようと決意しました。
【一次試験について】
大学では、英文学を専攻していたので、文法と読解には自信がありました。対策としては、日頃から英字新聞(現在は、The Japan Times)を購読し、国際面のニュースについて把握しました。国連に関する知識では、以前A級を受験した際に、「Today's Guide to the United Nations」を勉強していたのが役立ちました。実際の試験では、問題番号順に、テンポ良く回答していき、エッセイには30分以上の時間を残すようにしました。一次試験の合否のポイントは、速く正確に文章を読むことが出来るかにかかっています。したがって、日頃からそのことを意識して、読む習慣をつけておく必要があると思います
【二次試験について】
最近は、時々仕事で英語を使う以外は、あまり英語を話す機会はなく、「BBC」や「CNN」も観たり観なかったりで、この方面の努力を怠っていたと大いに反省しています。しかし話す内容に関しては、新聞を読んでいることで多少なりとも国際情勢に関して自分の考えを持っていたことと、仕事上、日本が行い得る国際貢献についてPKO活動を中心として理解していたことが役立ちました。実際の試験では、面接シートに書いた内容に基づいて、趣味、海外経験、理想の人物等について話した後、エジプト情勢について、自分の意見を述べた後、アメリカや国際社会がなすべきことや、日本ができることに関して更に意見を述べさせていただきました。話の話題は多岐にわたりましたが、面接官に対して、自分の思うところを分かり易く伝える努力をすることが、最終的に合格につながると思います。
【受験を終えて】
幸いにも、今回、一次、二次とも一回で合格することができましたが、その最大の要因は、何か特別なことをしたということではなく、今までの積み重ねの結果であると考えています。今回の合格体験記の執筆にあたり、過去の合格者の方々の体験記を読ませていただきました。そこには、英語に真摯に取り組んでおられる方々の姿が垣間見られ、自分の英語に関する取り組み方を反省するとともに、今後の学習継続の動機付けとなりました。このことは、本試験受験による大きな収穫であり、今後も幾度か読み返し、自分自身の慢心を戒めたいと思います。最後に今後の抱負についてですが、今まで培ってきた英語力や国際的知見をもとに、日本ひいては世界がより住みやすい場所になるよう微力ながらも尽力できれば幸いです。以上になりますが、最後までお読みいただき有難うございました。一人でも多くの方が、国連英検を受験され、英語力を身につけるとともに国際的視野を広げられますよう祈念いたします。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 965点、通訳案内士(英語) 留学経験 » 米国、香港 職業 » 中小企業診断士、米国公認会計士 |
この度国連英検特A級を受験し合格させていただきました。ありがとうございます。
仕事がら Wall Street Journal や Financial Times は読み慣れていますが、国連英検の筆記試験にはその程度では不十分で、Times や Newsweek を不自由なく読める語彙力が必要です。対策としては、UN Daily News は勿論のこと、Japan Times など英字新聞の社説やコメンタリーを毎日読みました。新聞の記事そのものではなく、国際問題について論じているものを読む必要があります。勉強していて感じたことは、私はジーニアス英和大辞典を使っているのですが、これではなかなか筆記試験の選択問題を解くことが出来ないということです。それぞれの単語の持つ微妙なニュアンスの差異を理解する必要があり、自然と英英辞典を引くことが多くなりました。勉強をすればするほど、如何に自分の語彙力が乏しいかを実感しました。
また、仕事上、英会話でのコミュニケーションには問題ありませんが、やはり、国連英検の面接試験には最初歯が立ちませんでした。要求されているレベルは英語で会話が出来るというものではなく、国際的な諸問題について日頃から自分の意見を持ち、それを自由にコミューニケイトできるレベルでした。この対策としては、UN Daily News から様々なテーマを拾い、エッセイを書いて、これをネイティブに添削してもらい、音読する訓練を続けました。同時に、英語の発音を、腹筋を鍛えることからやり直し、例えば、いくつもある「ア」の発音を完全に区別できるようにしました。自分の声を録音してみると、日本人の英語は、如何に母音が短く、子音が弱く、そして、とぎれとぎれかがわかります。ヒアリングでは、テレビ・映画や TED などを聞き取る努力をしましたが、やはり未だに完全には聞き取れません。やはり、知らない単語は聞こえないのです。実際の面接試験では、エジプト・シリアなどの国際問題、国連の活動に関すること、国際金融関係など質問は多岐にわたりました。
1973年に英語検定1級を取得して以来、やっと国連英検特A級に合格することが出来ました。国連英検は日頃英語で仕事をするものにとって、最難関の試験と思います。多くの方が国連英検を受験し、国際舞台で活躍されるよう期待します。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 985点 留学経験 » 米国(2年) |
今回の国連英検への挑戦は、一段上の英語力を身につける鍛錬の機会であったのに加え、種々の国際情勢を掘り下げて考える絶好の機会でもありました。一次、二次試験を通して、出題内容は難度が高く、多面的かつ奥も深いので、挑戦し甲斐のある検定と思います。
【一次試験】(筆記試験)
協会の推薦書で、国連知識、文法や語彙、読解等の出題パターンを勉強しました。エッセイに関しては、最近出版された過去問集の模範解答が、どういう解答が期待されているのか良く分かるので必読と思います。
語彙問題では、「正式(formal)」とされる堅い書き言葉を問われることが多いと思います。普段、英語の勉強をしていても、あまり出くわさないので、私は、アルク社の「究極の英単語(超上級の3000語)」を何度も繰り返し暗記して、英英辞典等で用例を確認し、実際に国連サイトの「UN News Centre」や「Foreign Affairs」(米季刊誌)の記事を読んで、都度、再確認するようにしました。
国連知識については、概要を理解するだけでは不十分で、諸会議の開催年や開催都市、憲章条文等、かなり正確に指定図書を読み込んでおく必要があると思います。
【二次試験】(面談テスト)
二次面談を突破するには、直近の国際情勢の概略を網羅的に理解しておくことと、主要な出来事については、自分なりの視点から意見を持って即座に話せることが大事と思います。国際情勢については、UN News Centre の掲載トピックを頻繁に読みました。Foreign Affairs は、直近の世界情勢を(米国の立場ではありますが)多面的に掘り下げて分析しているので、世界の貧困・人口問題、テロ撲滅、宗教、アフリカや中東の情勢等、世界で今起きている諸問題について、自分の意見を持つ指針となり、実際の面談でも大いに役に立ちました。
今回の特A級の合格は嬉しいですが、合格はあくまでも通過点として、また次の目標を掲げて多面的に英語に取り組んで行きたいと思います。これから受験なさる方に少しでも役に立てれば幸いです。
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » 米国(小学3年~6年生の間) |
私は将来、国際的な場で活躍する日本人になりたいと思い、英語の力を高めるため、国連英検に挑戦しました。
一次試験対策には、特A級に出てくるような難易度の高い英単語を、その用法も含め、たくさん覚えました。本番の筆記試験では、時間配分を気にかけながら、少しのミスも見逃さぬよう(近年は合格点が高い傾向にあると知っていたため)心がけました。二次試験対策としては、シリアやパレスチナ、貧困問題、LGBT、尖閣諸島などのテーマに対し、「問題の原因や経緯、現状、国連やその他の主要国の立場、自分の意見」をノートにまとめました。二次の本番では、「今あなたが興味のある国際問題について教えてください。」と尋ねられたので、尖閣諸島について話をしました。その後いくつかの質問ののち、再度次に関心のあることは何かと問われたので、労働移民の受け入れ国と送り出し国のそれぞれが抱える問題点について話をしました。そして、そのような労働問題を主に取り扱う国連機関はどこか思いつきますか、といった質問ののち、面接が終了しました。
国連英検を受けるにあたり、英語力のみならず、世界中で起きている出来事について今まで以上に敏感になり、自分の考えを言葉にする訓練ができたことは、今後も大いに役立つことだと感じています。
留学経験 » イギリス、フランス 職業 » 会社員 |
国連英検を受験した経緯と理由
大学院留学(2年間)を終えイギリスから帰国して以来、私のビジネスランゲージは英語です。そのため、英語の資格試験を受ける必要性を感じることも要求されたこともなく、長い間受験する機会がありませんでした。はるか昔イギリス留学前に受けた語学資格試験は「IELTS」というイギリス独自のものであったため、TOEFL や TOEIC の名前は知っていても、具体的にどういったものなのかまでは最近まで知らずにいました。TOEIC が日本独自の試験制度ではなく国際規格であることを知ったのは、国連英検試験の申し込みをした後でした。
今年の4月になって新たな道を模索することを決意し、英語の資格もあったほうが良いのではないかと英語資格試験を受験することにしました。どの試験にするかを決定するにあたっては、大学院で国際政治を学び卒業論文が国連総会における意思決定プロセスに関してであったこと、国際的に認められている資格が望ましいと考え、国連英検の受験を決めました。
一次試験準備
長い間英語資格試験を受けていなかった私にとって一番問題となったのは一次試験でした。そのため「国連英検特A級・A級対策」、「国連英検過去問題集(2006年度版)特A級・A級」を熟読し、出題形式や傾向の把握に努めました。加えて「わかりやすい国連の活動と世界」も暗記すべく何度も読みました。驚いたことにその内容のほとんどを覚えていませんでした。大学院で学んだ国際法や国際組織法、国際関係論等の知識が全く役に立たなかったのです。これはかなりショックなことでした。もしこれらのテキストブックを勉強していなければ一次試験の合格は難しかったでしょう。実際私のスコアは合格ラインぎりぎりでした。
二次試験
一次と違って二次には大きな不安はありませんでした。英語で仕事をしていたのと、毎朝 BBC や CNNニュースを見るのが長い間の日課となっていたため国際時事にも常に触れていたからです。そのため一次の合格通知を受け取ったあとはあえて何の準備もしませんでした。
ところが当日、こともあろうに前日の飲み会が断れずひどい二日酔いになってしまいました。強い危機感を感じながら1時間以上早く自宅を出て山手線一本で行ける面接会場の巣鴨に向かったのですが、電車で熟睡してしまい気が付いたら上野駅でした。すぐに引き返して集合時間には間に合いましたが、このアクシデント(?)がなければスコアも9ではなく10がもらえたのではと口惜しく思いつつ深く反省しております。しかし一方で、実際海外で働いていると体調や環境が万全であることのほうが稀です。私自身も深夜便で眠れないままヒースロー空港に朝到着しその足で仕事に向かったことも数知れず、上海では食中毒、インドでは毎朝4時ごろに起きて空港に向かい飛行機で広い国土を飛び回る生活を二週間続け、ムスリムの国バングラデシュでは40度近い気温の中黒い上着と長ズボンでダッカを走り回りました。これもその中の一つの試練であったと考えるようにしています。
最後に
合格通知の中に国連のロゴが入った「合格証カード」が同封されていました。このようなものが授与されるとは全く知らなかったため本当に感激しました。このカードをいただけただけでも受験した価値があると思っています。
今後国際社会に出て行かれるであろう受験者の皆様のご健闘を心よりお祈りしています。
保有資格 » 実用英検1級、厚生省麻酔科標榜医許可証 留学経験 » 無 職業 » 榊原温泉病院 整形外科勤務中 |
46歳、整形外科勤務医です。恥ずかしながら、国連英検特A受験者の方の大半が持っておられる、実用英語検定の1次試験に落ちること、20数回。40歳になろうかと言う時にやっとの想いで、1次試験を突破。しかしその後も2次試験を2回落ちて、3回目にやっと通して頂きました。
一区切りついたのですが、国内英語の試験としては最難関の国連英検特A級と言うものがあるらしいと、徐々に気持ちが高まる中、試しに受けてみると、その内容の難しいことと言ったらありません。ありとあらゆる術を試してみましたが、結局、国連英検特A級の1次試験合格に、7回も受験する必要がありました。
僕の語学力では到底、特Aの1次試験の全問題文を読むのは不可能で、まず、エッセイから手つけることをしていました。その次に文法問題、冒頭の知識問題とし、読解を必要とする長文に目を通すのは一番後にしていました。直感的に判らないと判断した場合と、解答に時間がかかり過ぎると判断した場合は、後回しにして、試験終盤に鉛筆を転がし、最後に一気にマークシートを埋めると言う方法に徹底していました。その方法でも7回を要したのです。7回目に通して頂けたのは努力賞だとしかいいようがありません。
2次試験も一度では通りませんでした。
試験前に、渡される Interview sheet への任意記載には、面接試験が僕の苦手な政治経済に及ぶのを避けるため、自分の土俵でしゃべれるように丹念に書き込みました。「貴方は国連で何ができるか?」との質問には、安い医療機器と、僕の確かな技術で戦争被害者を大量に救える、trust me!と言ったら、面接官の日本女性が笑っていました。時間切れ間近に、今、世界情勢の中で国連が何をすべきかと訊かれたので、日本に向かって人工衛星と称してミサイルを打つ北朝鮮には口だけでは駄目だから、国連軍を派遣して、占領し、現政府を打倒せよと答えました。すると、そんなことで、北朝鮮の民主主義が発達しますか?と問いなおされたので、今のままでは、北朝鮮国民は何も知らされず、永遠に不幸だから、多少の犠牲を払ってでも、現北朝鮮政権をつぶし、そのあとの復興を日本と国連がゆっくり手伝えば良いと答えました。自分としては上手く切り抜けたつもりだったのですが、過激すぎたかもしれません。落ちてしまいました。
1次試験免除申請をして1次試験から受験しました。準備周到に8回目の1次試験を受けたのですが、合格点に遠く及ばず落ちてしまいました。危機感を持って2回目の2次試験面接を受けました。
Interview sheet への任意記載には、関心事として、米国のNSA職員のleak問題を、後は自分の職業、専門分野など当たり障りなく記載しておきました。これが幸いしたのか、主にこの二つに関して、会話のピンポンがすすみました。例えば、米国政府の情報収集をどう考える?→(試験官が米国人であることを咄嗟に確認後)911のテロもあったし、飛行機の security check と同じで必要です。後は、安部首相が原発技術を海外に売ろうとしているのをどう思うか?→自身も津波もないところに売るなら問題ないと私は思う。とにかく、簡潔に、もっともらしい理由をつけ、白黒はっきりさせた意見を述べるように努めました。
前回の1次試験の総合評価が6だったのが、今回は9まで上昇しました。試験官の当たりが良かったのが、結果を大きく左右しています。また今回は、国連observerが、たまたま、同席していなかったからか、国連に関する質問が出ませんでした。気のせいかもしれませんが、試験官のお二人も relax されていたように思われました。
面接試験ですので、正しいと信ずることでも過激な意見は避け、試験2~3か月以内のニュースをよく理解しているのが最重要かと僕には思われました。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 990点 留学経験 » カナダ 3ヶ月(語学研修/ホームステイ) 職業 » 英語講師・翻訳 |
特A級は1次・2次ともに1回目は不合格、それぞれ初回での反省点を踏まえた対策を行なった結果、2回目で合格しました。
<1次試験>
初回は、エッセイに十分な時間を残せなかったことが最大の失敗でした。再挑戦の際には、最低30分をエッセイに残すよう時間配分を工夫し、エッセイを得点源にすることができました。エッセイ作成の対策としては、いずれのトピックにも共通する国連の役割についてまとめておき、常にその英文をベースにし、トピックに応じた内容を補足して書く訓練を行いました。エッセイ以外では、国連の知識問題で8割以上の得点を目指し、指定テキスト『わかりやすい国連の活動と世界』の英文を熟読しました。このテキストの内容は、エッセイや2次面接対策としても活用しました。
<2次試験>
初回は、国際情勢について表面的な知識しか持っていなかったため、どの質問にも満足に応じられませんでした。不合格後、国連関連や主要な国際問題に関する本を、日本語で20冊程読んで、知識を深めました。ほぼ毎日行っていたことは、国連サイト『UN News Centre』のチェックと、Podcast で BBC、CNN、NHK WORLD を聴くことです。主要なトピックに関しては、The Economist などの記事にも目を通し、自分の意見も加えてノートにまとめました。初回と同じ質問をされたら、今度はすべて応えられるように準備しました。また予想外に発音の評価が低かったため、ネイティヴの先生の発音レッスンを受け、特に国名や地名を正しく発音できるよう心がけました。2回目の面接では、興味のある事として「面接シート」に記入したフェアトレードや難民問題について詳しく尋ねられたことも幸いし、すべての項目で初回より2~4点アップして合格することができました。
特A級の対策を通して、英語の運用能力が今までになく鍛えられたと実感しています。今後より多くの方が特A級を目指し、合格されることを願っています。
保有資格 » 実用英検1級、TOEFLスコア 113点 職業 » 中学3年生 |
今回は、特A級に合格することができ、大変嬉しく思っています。
1次試験の準備としては、ニュースを聴いたり、国連英検の指定テキストの内容をまとめて覚えたり、新聞を読んだりしました。また、UN News Centre というサイトを毎晩チェックして国連の活動について知識を高めました。
また、2次試験の対策として最近話題になった事柄をまとめ、聞かれることを予想して自分の意見が述べられるように準備しました。実際の面接では、日本の原発問題や北朝鮮の現状など様々な話題に関して質問され、考えを整理しながら話す必要がありました。
国連英検を受験したことで、世界の様々な問題に興味が沸き、視野が広がったように思います。今後も引き続き、広い視野で世界の情勢に目を向けていきたいと思います。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 990点 留学経験 » 2歳~7歳 |
特A級に合格することができて、非常に嬉しく思っています。
わたしは初めての挑戦で、国連英検がどのようなものかあまり分からずに申し込んでしまいました。対策についても、特にエッセイ、そして二次試験に関してはどのように対策をすればいいのか分からず、基本的にはニュースを見たり、インターネットで時事問題や国際情勢を調べてみたりという程度でした。しかし、これでは不十分で、一次のエッセイでも、二次でも自分の知識不足を痛感することになってしまい、一次、二次共にとても不安な気持ちで結果を待つことになってしまいました。 一度受けてやっておけばよかったと感じたのが、国連の活動が国際情勢をどう影響しているのか自分なりにまとめることです。現在国連はこのような活動をしている、現在このような国際問題があるという表面的な理解に終わらずに、その背景や対策、現在国連が行っている活動はどのように効果的で逆にどのように不十分なのか掘り下げて考えてみることが重要だと感じました。一次のエッセイ以外については、過去問を解いて傾向を掴むことが重要だと思います。例えば最初の知識問題でも、過去問を解くことでだいたいの傾向が分かり、指定テキストの「わかりやすい国連の活動と世界」の読み方が大幅に変わりました。
国連英検を受験することで英語力の向上だけでなく、国際情勢について学ぶきっかけ、そして自分の知識不足を痛感する機会になりました。今後積極的に国際問題を学んでいきたいと思います。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 980点 留学経験 » 米国2年、フィリピン1年、中国1年 |
最初に特Aを受験したのは1995年。当時、既に英検1級は保有していましたが、全く歯が立たなかった記憶しかありません。相当な国連・国際問題の知識、その内容を表現するのにふさわしい語彙力がないと合格が難しいと思い、その後の継続受験は断念しました。
今回、18年ぶりに再受験を思い立ったのは、使える英語・通じる英語から、もうワンステップ、英語の精度を引き上げたかったためです。最初の受験以来、大学院留学や海外勤務を経て、専門的なビジネスの内容について英語を運用する力はある程度身に付いたと思いますが、運用する内容が難しくなればなるほど、適切な単語で正確かつ知的に表現する力がなかなか向上せず、これ以上の上達に限界を感じていました。そこで、最も難しい特A級の準備・受験を通じて、英語力の精度を更に引き上げることが少しでもできればと考えた次第です。
1次試験対策では、頻出する語彙や表現を押さえること、多岐にわたる長文のトピックに慣れることを目的に、過去問を繰り返し、弱点補強に努めました。2次試験では、特に準備はせず、できるだけ自分の仕事や関心に紐づけて答えるようにしましたが、少し表面的な回答になってしまい合格通知が届くまでまで不安でした。合格できたので良かったですが、事前に国連や時事問題に関する情報のレビューを十分に行った上で2次試験には望むべきでしょう。
最後に合格して思うのは、特A級は、英語力だけではなく、国連や国際問題の知識にも相当重心が置かれているためビジネスパーソンが受験しにくい面もあるものの、上級レベルの英語力を更に上達させたい方には、具体的な達成目標として適したレベルにあるということです。少しでも今後受験される方のお役に立てば幸いです。
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » イギリス(短期) 学校名 » 早稲田大学 |
これからA級の試験を目指される方にアドバイスができるとしたら、英字新聞を積極的に利用することをお伝えしたいです。私はA級の過去問を何度か解くなかで、自分に語彙力・読むスピード・国際情勢の知識の3点が足りていないことを痛感しました。そこでこの弱点を克服しようと、学校の行き帰りで毎日英字新聞を読むことに決め、空いた時間で知らなかった単語や知識をノートにまとめるようにしました。英字新聞を毎日じっくり読むことで英文を読むスピードも速くなり、単語量・知識量もしだいに増えていったため、自分の弱点の克服に大きく役立ちました。英字新聞に触れておけば1次試験の作文問題も書きやすくなりますし、新聞の社説を読んでおくと2次試験の面接でも役に立ちます。時事にも強くなれるので、英字新聞を毎日読むことは本当におすすめです。私は今後も積極的に英字新聞を読み、次は特A級合格に向けまた頑張っていきたいと思っています。
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » 無 学校名 » 湘南白百合学園中学校 |
この度は合格のお知らせを心躍る思いで受け取りました。以下に、私の学習法を記します。
一次・二次対策
日頃から CNN Student News を見て、意見とその裏付けを言えるようにする。
一次対策
過去問を解き、知識問題は「わかりやすい国連の活動と世界」の該当箇所に印をつけ、そのページを重点的に読む。
二次対策
「国連英検2次試験対策 英語で身に付ける国連知識」のCDを聞く。「わかりやすい国連の活動と世界」を読む。Asahi Weekly、Student Times、 TIME で国際情勢・社会問題に関する所を読む。なお、二次試験では細かい知識を問われるというよりも、ざっくりとした全体像・出来事の流れを正確につかんでいる事・意見をはっきり、裏付けと共に言える事が大切だと感じた。
一次・二次対策で使用した教材
「わかりやすい国連の活動と世界」、「国連英検2次試験対策 英語で身に付ける国連知識」、過去問題集(2006年版)、CNN Student News、Asahi Weekly、Student Times、TIME
今回の合格を礎石とし、将来社会に少しでも貢献できる人となるよう、準備を重ねていきたいと思います。皆様の御成功をお祈り申し上げます。
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » アメリカ合衆国(6才~11才) 学校名 » 渋谷教育学園渋谷中学校 2年生 |
今回A級に合格できてとても嬉しいです。
私は、実際の試験の半年ほど前に受けることを決めたにも関わらず、長い間勉強を始めませんでした。とりたてて忙しかったわけではないけれど、「やる気でないな」と、先延ばしにしていたのです。
しかし、母は「受けるんだったら絶対合格するつもりで受験しなさい」と私に言いました。それに、自分の力が実際にどれくらいのものなのか知りたい気持ちが強かったので受験することにしました。徹底的に勉強するには時間が足りなくなっていたのでテキスト『国連英検特A級・A級対策[改訂版]』(三修社)を買い、一番苦手な分野から問題を解きました。国際情勢に関しては、通学時間を利用してWEBの英文ニュースを読んだり、担任の先生が話してくださる世界情勢の話を聞いたりしました。本番では、エッセイに文法ミスやスペルミスがないかどうかを何度も確認し、空白はすべて埋めました。けれど、正直に言って私は1次試験に合格したとは思いませんでした。合格者体験記を読んでも皆私より綿密に対策を練っているし、ほかの受験者もそれを参考にして頑張ってきたのだろうから私は不合格なのだろうと思っていました。
そのうちに「試験結果通知書」が届きました。読んでみると、「合格」と書いてありました。私は1次試験に受かったのです!しかし、私はこう思いました。「私は絶対に不合格だろうと思っていたのに合格していた。だったら2次試験はもっと頑張らないと、両親にも面接官にも申し訳ない」。私は帰国子女で、そのための英語プログラムが充実した学校に通っています。だから友達にも帰国子女が多いのですが、私は普段日本語と英語をないまぜにして使っていました。しかし面接を意識して英語だけで話すようにし、また英語の帰国生プログラムでも積極的に発言しました。実際の面接で一番戸惑ったのが、「自分が興味を持っていることについて何でも質問してください」という質問でした。何を言えばいいの?やはり国際情勢に関して?私は念のため聞いてみました。すると、「何でもOK」とのこと。私が興味を持っていることといえば... ダンスです。思い切って、ダンスについて質問してみました。面接官は多少面食らっていたように見えましたが、丁寧に答えてくださいました。もちろん緊張したけれど、それ以上にとても勉強になり、また楽しくもあった10分間でした。
国連英検の勉強は難しいし、諦めたいと何度思ったかしれません。けれど、それでもやり通したあとの達成感は言葉では言い尽くせないものです。私の体験記が、受験される方々への励ましになれば幸いです。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 940点 留学経験 » イギリス(1年) 学校名 » 上智大学 |
今回A級に合格できてとても嬉しく思います。
【一次試験】
指定の「わかりやすい国連の活動と世界」を読み、国連とその活動内容についての理解を深めました。次に過去問でどういった事柄や出来事が出題されるのかを確認しました。エッセイ対策には定期的に国際情勢のニュースに触れ、そのニュースの全体像を理解するのに加え、それに対する自分の意見を自分の言葉で述べられるよう努めました。また、語彙は英字新聞やBBCのウェブサイトの記事で知らない単語や表現をチェックして覚えるようにしていました。
【二次試験】
UN News Centreで国連の現在の活動内容を確認し、前もって自分が話したいトピックを決めて面接に臨みました。「自分の生活と関連づけて話す」「自分ならどうするか」の二点を意識して意見をまとめました。本試験ではエジプトのクーデターとパキスタンの人権運動家について話しましたが、面接官の方のリードでスムーズな議論を行うことができました。
【使用した教材】
わかりやすい国連の活動と世界(三修社)、連英検公式ガイドブック 特A級・A級(メディアイランド)、UN News Centre、The Guardian、BBC
今回A級の勉強を通して国際情勢について学び、考え、視野を広げることができたので、次回の特A級合格を目標にこれからも国際社会の出来事に関心を持って勉強を続けようと思います。
保有資格 » 実用英検1級、TOEICスコア 990点、通訳案内士(英語) 勤務先 » 学校法人中部大学 中部大学第一高等学校(事務職) |
難関英語資格のひとつである国連英検に、一度目の挑戦で合格できたことを、うれしく思います。この勢いで、最難関の特A級の合格を目指したいです。短期集中し効率よく学習をすすめることができたのが、合格の要因です。私の試験対策をまとめましたので、参考になれば幸いです。以下が、1次試験合格までに使用したテキストです。
(1) わかりやすい国連の活動と世界―国連英検指定テキスト
(2) 国連英検特A級・A級対策
(3) グローバル・エキスパートを目指す 上級時事英文法 国連英検特A級・A級準拠
(4) 英検Pass単熟語1級
(5) 英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現
(1)は、国連知識対策として、いちど流し読みし、試験2週間前に国連の組織等についてノートにまとめ直しました。
(2)と(3)は、文法問題や長文読解対策で使用しました。試験本番の形式に沿った問題が多数収録されているので、それぞれ2度解きました。
(4)は、語彙力増強用に使用しました。A級以上では、英検1級レベルの語彙力が基本です。
(5)はエッセイ対策として使用しました。他には、過去のエッセイ問題や自分で作成した予想問題を、30分の時間制限を設けて書いてみました。
以上を行い1次試験に臨み、合格できました。1次試験合格に必要なのは、語彙力増強、過去問題集の演習、エッセイの練習、国連知識の暗記、の4つであると思います。
そして、2次試験対策に使用したテキストは以下の通りです。
(1) 国連英検2次試験対策―英語で身に付ける国連知識
(2) ダボス会議で聞く世界の英語
(3) WORLD NEWS BEST30
(4) 「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命(角川oneテーマ21) 重信メイ著
(5) 経済大陸アフリカ (中公新書) 平野克己著
(6) 国連の政治力学―日本はどこにいるのか (中公新書) 北岡伸一著
(1)から(3)は、シャドーイング教材で使用しました。特に②は参考になりました。(1)は、情報が古いのが難点ですが、1次試験対策としても有効であると感じました。
(4)から(6)は、国連の活動および今日の国際関係の知識を身につけるために読みました。
上記の対策と並行して、2次試験の予想問題を自分で20問程度作成し、回答を作文し、音読しました。
2次試験では、英語の流暢さや発音も大切ですが、国連の活動と国際情勢に関する知識を身につけ、自分の意見を述べることができるようにすることが、一番大切です。また、インタビューシートに記入する内容を決めておき、記入事項についてしっかり対策しておくとよいでしょう。私の場合、「尊敬する人」に関する話題に終始しましたが、しっかりと対策をしたため、落ち着いて受け答えができました。
最後に、より多くの方がこの試験に挑戦され、世界に通用する語学力と知識を身につけて活躍されることを、心より希望します。