上位級合格者 合格体験記

小幡 あさひ さん [特A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級 TOEIC スコア 990点
留学経験 » アメリカ 7年(滞在)・イギリス 1年半(交換留学・修士課程留学)

コロナ禍にも関わらず、試験を開催してくださったことを大変ありがたく思っています。
この体験記が、これから受験される方の参考になれば幸いです。

【1次試験】
■使用したテキスト
1) 国連英検特A級・A級対策 [改訂版]
2) 国連英検過去問題集 2017/2018年度実施
3) 新わかりやすい国連の活動と世界
4) GRE Vocabulary Flashcards

■対策
 私は、国連の知識・語彙・ライティングの 3点に焦点を当てて、勉強をしました。その理由として、1) のテキストの問題を一通り解き、国連の知識と語彙力が自分に必要だと感じたからです。また、ライティングは、過去の問題等を見て、事前準備がなければ太刀打ちできないと考えました。
 国連の知識については、3) のテキストを徹底的に暗記することを目標としていました。しかし、試験を受けた時点では、全体の 1/4は細かい情報(年月日など)を含め暗記していましたが、残りはうろ覚え程度だったと思います。100点満点中の 10点のために多くの時間を割くことは躊躇われましたが、熟読したことによって、2次試験を受験する際の自信に繋がったので、結果的には良かったと思っています。
 語彙を増やすために、1) と 2) のテキストに出てくる知らない単語をノートに書きだし、それらの意味を暗記しました。これだけでは不安だったので、4) も購入し、可能な範囲で暗記をしました。
 ライティング問題への対策としては、このホームページに掲載されている過去の問題を参考にしながら、自分で想定問題を幾つか作成しました。それらの問題に対し、回答を箇条書きしました。箇条書きをする過程で、国連や関連組織のホームページ等を見て、どのような取り組みが実施されているのかを把握するようにしました。時間配分については、試験時間は 120分なので、最初の 90分でライティング以外の問題を解き、残りの 30分をライティングにあてることを目安としていました。実際の試験でも、予定通り、最後の 30分間はライティングに集中できたので、自分の文章を読み直し、校正をする時間がありました。この時に文法ミスや周りくどい表現を修正できたおかげで、自分が想定していたよりも高い点数をいただけたのではないかと思っています。

【2次試験】
■使用したテキスト/メディア
新わかりやすい国連の活動と世界
ニュース(BBC Global News, UN News のポッドキャスト)
国連などのホームページ
YouTube

■対策
 私の場合は、国際情勢について基礎的な部分から理解をする必要があったため、YouTube で国際問題について解説している動画をたくさん視聴しました。さらに、BBC や UN News のポッドキャストを聴き、リアルタイムでそれらの問題に進展はないか・新しいトピックはないか、確認をしました。以下のトピックは、私が特に注目していたものです。これらのトピックについて、概要・国連の取り組み・自分の意見の 3点を話せるように、準備をしていました。

  • Climate Change
  • US-China Relationship
  • COVID-19 Vaccination
  • G7 Summit
  • Hong Kong
  • Gender Equality
  • Refugee
  • Myanmar/Rohingya
  • Afghanistan
  • SDGs

実際の面接では、COVID-19 に対する国連の取り組み・ワクチン配分の不平等・環境問題・ジェンダー・フェイクニュースについての質問がありました。中盤では、私が話したいトピックはあるか、尋ねられたので、香港のデモについて話し、それについても質問されました。他には、受験の動機や、自分が国連の組織で働くとしたらどこで働きたいかなどについての質問もありました。

最後に、国連英検の受験を通して、国連の組織や取り組み、さらには国際情勢についても、たくさんの知識を吸収することができました。これからも勉強を続けたいと思います。

石井 誠子 さん 東京都 [特A級]

保有資格 » 実用英検 1級
留学経験 » なし(滞在:香港 3年)
職業等 » 学生(渋谷教育学園渋谷高等学校 2年)

この度は国連英検特A級に合格することができ、大変嬉しく思っております。私の合格体験記が少しでも今後国連英検を受験される方々の役に立つことを願っています。

【一次試験】

一次試験対策のために費やせる時間が実質 2~3週間程度と限られていたため、できるだけ効率よく勉強しようと試みました。

最初に過去問を 1回分解き、自分の弱点を洗い出しました。その結果、国連の知識とボキャブラリーを重点的に勉強することにしました。

  1. 国連の知識
    これは指定テキスト「わかりやすい国連の活動と世界」を暇なときに読むことである程度定着しました。国連の知識は第1問に限らず、第9問のエッセイや二次試験の時にも活きてくるので、最低 1回はテキストに目を通した方がいいと思います。

  2. ボキャブラリー
    特A級では、英検1級をはるかに凌ぐ語彙力が必要となります。また、微妙なニュアンスの違いを問われることもあるため、ただ日本語訳を覚えるだけでは不十分です。
    この難題を克服すべく使用したのが GRE Vocabulary Flashcards というスマホのアプリです。GRE(Graduate Record Examination) とはアメリカやカナダの大学院へ出願する際に受験が必要な共通試験のことで、そこで出題されるボキャブラリーはネイティブスピーカーにとっても難度が高いそうです。今回使用したアプリでは単語の意味を英語で例文とともに学ぶことができ、細かいニュアンスを把握するのに適していたと思います。

【二次試験】

二次試験では国連の活動や国際情勢など幅広い分野について問われます。そのため、質問されそうなトピックについて十分な知識を蓄え、自分の意見を述べられるようにするのが肝要です。

事前に書く Interview Sheet には興味のある国際問題を答える欄があります。自分が面接官 2人と討論できる自信のあるトピックを書くと良いと思います。私の面接は基本的に Interview Sheet の内容がメインでしたが、必ずしもシートに書いたことが聞かれるとは限りません。やはり事前にリサーチをし、自分の意見をもつことは大切だと思います。

具体的には UN News などを通して最新のニュースを確認し、国際問題に対する国連の動きを追っていました。また国際社会の一員として日本はどのようなアプローチをとるべきか、などと聞かれることもあります。そのような場合に備えて、海外のメディアに限らず日本のニュースも確認することを心がけていました。

実際に私が話したトピックは以下の通りです:

1. 環境問題

  1. 国連の対策が不十分だという声もあるが、どう思うか
  2. 日本が再生可能エネルギーへ移行することは可能だと思うか
  3. 原子力発電についてどう思うか

2. 環境問題

  1. ここ数年で香港をとりまく情勢は急激に変化したが、どう思うか
  2. 中国は国際社会からの批判を内政干渉だとして拒否する姿勢を示すが、国連はどう対処すべきか

3. 人権問題について

  1. 国連は人権問題についてどう対応すべきか

最後の質問に答えている途中でタイマーが鳴り試験終了となりましたが、時間が余ったときには「他に何か話したいことはありますか?」と聞かれることがあるようです。何か情熱的に語れることを準備しておくのも得策だと思います。

【おわりに】

国連英検特A級は国内最高峰の英語資格試験とも言われるため、受験を躊躇する方も多いとは思いますが、受験を通して得られる知識や経験は決して無駄にならないと思います。グローバル化が進展する世界で活躍するには英語力のみならず、国際情勢を理解しそれに対する意見を発信する力が求められていると、実際に試験を受けて感じました。今後は国際社会が直面する問題についてさらに理解を深め、いずれは世界を舞台として活躍したいと考えています。

Sean MacGrath さん オーストラリア [特A級合格]

職業等 » 教師

【はじめに】
 まず、コロナ禍において難しい試験運営を余儀なくされる中、安心して受験できる環境を整えてくださった日本国際連合協会の皆様に心より御礼申し上げます。英語教育に携わる者として、また生徒への模範となるべく、国内の英語検定試験で最難関と評される国連英検特A級を、実際に体験することの必要性を感じ、この度、受験を決意するに至りました。国連英検特A級は、高度な英語力のみならず、国連や国際問題への知識が不可欠であるが故、合格者が非常に少なく、合格を目指す多くの方々にとって、この合格体験記を集めたページは数少ない貴重な情報源であるかと推察します。私の体験記が、今後受験される方々のお役にいささかなりとも立つのであれば、大変光栄に存じます。

【一次試験】
 国連英検特A級は、小手先のテクニックや対策で合格できるような試験ではありませんから、総合的な英語力を身に付けるための継続的な努力が要求されます。至極当然ではありますが、日頃から英字新聞や雑誌を読むことで、継続的に英語力に磨きをかけると同時に、国内外の時事問題への関心と知識を深める努力なくして「合格」の二文字を勝ち取ることはできません。語彙や表現力の問題については、日本語訳が分かるというレベルから一歩前進し、微妙なニュアンスや語法の違いといった、所謂、「ネイティブ感覚」を養う必要があります。目安としては、盤石な英文法力が身に付いていることが前提で、The Economist、TIME、Foreign Affairs などの雑誌に出てくる単語やイディオムをほぼ正確に理解でき、必要以上に日本語を介することなく読むことができれば、後述の知識が必要な大問を除き、出題形式を把握するだけで合格ラインを超えることができると思います。大問Ⅰ(国連知識)と大問Ⅸ(作文)については、国連知識がないと得点を取ることができません。私は、大問Ⅰは指定テキスト、大問Ⅸ は UN News で知識強化を図りました。ここで得た知識は、二次試験でも威力を発揮しますので、一次試験の準備段階から丁寧にやっておくと良いでしょう。

【二次試験】
 国連英検特A級の二次試験は、英語が流暢に話せるだけでは合格できません。国内外の最新情勢について、国連や日本が置かれる立場を十分に理解した上で、論理的且つ明確に自身の意見を表明できるスピーキング力が要求されます。つまり、英語力と時事知識の両面が揃って始めて高評価を得ることができます。英語のスピーキング力に不安がある場合は、地道な努力を積み重ねる以外に根本的な解決策がありませんので、ここでは知識面を補強するために私が行ったことと、実際の二次試験の体験を記載します。

● 知識面の強化について
① UN News
 最新の国際情勢や地球規模の諸問題に関する情報を得ることができると同時に、国連のどの専門機関や組織がどのような問題をどのような方法で解決しようとしているのかという知識を身に付けることができます。実際の面接は約15分と短いので、記事のサマリーを数センテンスに要約する練習を行い、回答が冗長にならないよう意識しました。

② NHK WORLD NEWS
 要約された国内外のニュースに触れることができるサイトで、効率的な知識の習得が可能です。網羅されているニュースの内容は多岐に渡るので、二次試験で聞かれる大抵の質問に対し、それなりの回答を提示することができるようになります。興味のある分野や問題に関しては、自身で深掘りし、より深い知識を習得するよう努力しました。難解な単語が記事に含まれることは稀ですが、例えば、free and open Indo-Pacific、try to change the status quo through force or coercion、rules-based international order など国際政治を語る上で使える粋な表現を学ぶことができます。このサイトの記事くらいの内容を即興で淀みなく話すことができれば、面接試験を楽しみながら受けることができると思います。

③ YOUTUBE
 海外のニュース番組や国際政治の講義などを視聴することができますので、活用しない手はないと思います。私は、NBCの番組「Meet the Press」を視聴していました。欧米諸国の政府高官がインタビューで、どのような受け答え方をしているのか学ぶことができます。また、国際的な諸問題について、短く纏められた動画なども多数ありますので、自身の興味やニーズに合わせて検索してみると良いでしょう。

● 二次試験について
 私の二次試験の面接官は、アメリカ人男性と日本人女性でした。以下の通り、幅広い問題について面接官と議論をしました。

  1. ① 興味のある国連機関
  2. ② 気候変動
  3. ③ 北朝鮮問題
  4. ④ ミャンマー問題:難民、クーデター、制裁(米国の資産凍結)
  5. ⑤ 菅政権と自民党の政策評価
  6. ⑥ 東京オリンピック・東京パラリンピック問題
  7. ⑦ イスラエル・パレスチナ問題
  8. ⑧ ポスト・パンデミックの教育改革
  9. ⑨ 中国問題:台湾、ウイグル、香港、尖閣諸島、沖縄

限られた面接時間の中で、数多くのトピックについて議論するので、国連の活動、国内外の時事問題、日本の政治経済に関する知識を持ち合わせていることが、及第点を取る前提条件であると言えます。そして、そこから一歩踏み込んで、問題を多角的に分析し、洗練された英語で自身の見解を簡潔且つ論理的に述べることができれば、面接官から高い評価を得ることができます。日頃から問題意識を持ち、英語で発信する努力を惜しまず重ねることが合格の鍵です。

質問への回答の際には、以下の点を意識しました。

  1. ① 質問への回答を最初のセンテンスで明確に示し、理由はその後に述べる。
  2. ② 質問の意図を即座に読み取り、フォローアップ質問を意識しながら回答する。
  3. ③ 難しい質問をされた場合でも、沈黙する時間を極力減らすため、話ながら考えを纏める。
  4. ④ 回答は長くても 90秒までに留め、会話のキャッチボールを楽しむ。
  5. ⑤ 発話スピードを適切に保つ。元々が早口なので、普段より遅め且つ明瞭に話す(1分間に 180語程)。
  6. ⑥ 想定外の質問を投げかけられたとしても「分かりません」という趣旨の回答は避け、持てる知識を総動員して回答を捻り出す。
  7. ⑦ 背伸びし過ぎず、自然な単語や慣用表現を用いて回答する。
  8. ⑧ データ、数字、固有名詞などを回答に取り入れ、知識があることをアピールする。

私の面接官は、努めて終始和やかな雰囲気を作ってくださいました。途中で笑いが起こるようなリラックスした面接試験だったこともあり、ディスカッションを心から楽しむことができました。質問への解決策として提示した回答に対し、Interesting! It is the first time I’ve ever heard that. Great! とネイティブの面接官が反応してくださったので、素晴らしい思い出になりました。上記のようなアプローチで二次試験に挑んだ結果、全項目 10点満点という評価をいただくことができました。本番では肩肘張らず、知の巨人である面接官と知的な会話を楽しむくらいの気持ちで臨むと良いと思います。

【おわりに】
 国連英検特A級は、英語学習上級者が更なる高みを目指す上での指標となる数少ない良質な検定試験だと思います。この検定に合格する英語力があるということは、国際会議などの正式な舞台でも、幅広い分野の問題について、洗練された英語で堂々と議論する能力があることの証に他なりません。今回、日本の英語教育を担う一員として、国連英検特A級を受験し、合格できたことはかけがえのない経験になりました。今後も、一人でも多くの国際人を育成するため、日々研鑽を重ねていく所存です。

入田 采子 さん 日本 [特A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級
留学経験 » 家族の駐在のためアメリカに 3年半在住(1歳半から5歳)
職業等 » 洗足学園中学校 中学2年生

〈はじめに〉
 このたび、国連英検特A級に合格したことを大変嬉しく思っています。昨年のA級合格をきっかけとして国連の活動や国際情勢にさらに興味を持ったため、引き続き特A級にも挑戦してみようと考えました。1回目の受験で合格することができ、自分でも驚いています。
 この合格体験記が将来特A級を受験される方のお役に立てば幸いです。

〈一次試験〉
 ●使用したテキスト等

  • 『新 わかりやすい国連の活動と世界』
  • 『国連英検過去問題集』2013~2018年分
  • UN News
  • 英字新聞(The New York Times など)
  • 英語のニュースサイト(BBC、CNN など)
 知識問題はA級受験時と同様に、『新 わかりやすい国連の活動と世界』を使いました。大問Iで頻出の箇所にマーカーを引き、知識問題のうち『新 わかりやすい国連の活動と世界』に載っていない項目はインターネット(主に国連の機関のサイト)からの最新情報と合わせて書き込みました。
 読解問題(大問II)は文章構造全体を把握したうえで答えなければならないなど、特に難しい素材文が登場するので、日・英問わず新聞の社説等を読んで要約することが有効だと思います。
 語彙問題では欧米のニュースに頻出の単語が出題されるので、毎日ニュースに触れるようにしました。特に The New York Times や The Economist の記事を読むことをお勧めします。
 エッセイライティングの対策として、7年分の過去問とホームページに掲載されているそれ以前の特A級のテーマについて、過去問題集の模範解答の形式をお手本として論理的に書く練習をしました。努力が実ったのか、予想をはるかに超えた高得点をいただくことができたことは自信につながりました。

〈二次試験〉
 ●対策

  1. ① ニュースを聞く
  2. ② 英字新聞を読む
  3. ③ 想定質問と答えをまとめる
 私が体験した面接では、自己紹介から始まり、9問程度の質問に答えました。面接官の方が和やかな雰囲気を作ってくださるので、あまり緊張せずに質問に答えることができると思います。
 対策としては、まずニュースを見ることが重要です。一次試験と同様に語彙力をつけることはもちろん、最新情報を手に入れるためにも有効です。UN News Podcast を始めとする音源は特に話し方の参考になると思います。
 また、日本語・英語を問わず国際情勢に関する記事を読むことも大切です。私は国際面の記事を切ってスクラップにしていました。オンラインやテレビのニュースに比べて古いニュースになることもありますが、各国の立場から国際情勢を理解することができ、例えば日本の果たすべき役割についての質問に答えられるような意見を組み立てるのに役立ちます。
 さらに、最新のニュース等で取り上げられたテーマを整理し、現状や課題及び想定される質問を考え、まとめておきました。私の場合は、事前に書いた面接シートに直接関連する質問もあったので、国際情勢に関する一般的な知識を持ったうえで、自信を持って答えられることをシートに書いて詳しく説明したり意見を言えるように準備しておくことも大切だと思います。

〈終わりに〉
 先日、幸運にも国際連合協会会長のお話を伺う機会をいただきました。第二次世界大戦中のご経験や戦後の国際交流など、教科書では知ることができない貴重な内容に、私も英語だけではなく知識・教養を身につけ、世界中の人々と交流していきたいという思いを新たにしました。
 国連英検特A級の受験は、英語力の向上だけではなく、国際社会の現状や課題について広く知識を持ち、解決策を主体的に考え、行動しなければならないという意識を持つことにつながります。このようなチャレンジの機会を与えてくださっている全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも国際問題を意識し、よりよい社会になるよう行動していきたいです。
 ありがとうございました。

西原 成美 さん 東京 [特A級合格]

保有資格 » IELTS 7.5
留学経験 » イギリス 1年間(修士)
職業等 » 国家公務員

【はじめに】
この度は国連英検特A級に合格することができ嬉しく思います。 昨年初めて受検した際は 2次試験で不合格となり、今回が 2度目の挑戦でした。これまで A級や実用英検の受検経験がなく、国内の英語試験で最難関とも呼ばれる特A級にいきなり挑戦するのは無謀ではないかと考えた事もありましたが、試験のテクニックによらず、国際情勢に興味を持ち、目的意識をもって準備を行えば合格することのできる試験であると感じました。

【受験動機】
仕事で国際的な舞台に関わることがありますが、舞台裏の手配が業務の中心であり、そこで扱われる国際的課題に関しては極めて表面的な理解で終わることが多いと感じておりました。国連英検は、英語能力の向上のみならず、国際的課題への理解を深めるという個人的な目標にも非常に適したものであると考え合格を目指すようになりました。

【勉強期間】
日常的に読書や海外ドラマ視聴などを通じて娯楽の中で英語に触れるよう心掛けていますが、試験勉強そのものに費やした期間はあまり長くありませんでした。1次試験、2次試験ともに直前の 3週間程度、平日夜や休日に集中的に準備しました。1次試験に合格するとその後 1年間は1次試験免除となりますので、2回目の受検の際には 2次試験のみに対し 3週間ほど準備しました。

【使用教材と勉強方法】
◆ 1次試験
① 英検でる順パス単1級(物書堂アプリ)
長文読解に関しては語彙力がネックであると感じたため、語彙力強化を中心に対策しました。通勤中などの隙間時間に「パス単」のアプリを繰り返し使用して覚えました。

② 特A級 過去問題集(2017-2018)+2019
試験対策における必須教材だと思います。国連英検の HPから購入することで 2019 の問題もオマケで頂きました。①で語彙力を強化したところで読解問題の過去問にチャレンジしてみたところ、大体の設問が解けるようになり自信になりました。文法問題についても、過去問を通してパターンやレベル感を把握すれば、問題なく対応できるようになるのではないかと思います。

③ わかりやすい国連の活動と世界[改訂版]
国連の知識問題については、「わかりやすい国連の活動と世界[改訂版]」を精読する必要があります。最近までは同じ問題が一定のサイクルで再利用されていたようですが、昨年 2020年より改訂版が使用されるようになったため、2019年以前の過去問はあまり参考になりません。年号など細かいことも聞かれるので、かなり深く読み込まなければなりません。しっかり読んだつもりでしたが、私は設問の半分しか得点できませんでした。

④ 国連英検ウェブサイトの過去出題テーマ
ライティングに関しては②の過去問題集に加え、国連英検のウェブサイトに掲載されている過去出題されたテーマを参考にして何度か実際に書きながら、不明な点はインターネットで調べて知識を補強するという作業を行いました。

◆2次試験
① 質問として考えられるトピックと自分の意見を記したメモを作成
 国連の活動はもちろんこと、グローバルな課題、紛争国の状況、二国間関係、日本の国際社会での役割を中心に様々な質問の可能性を考え、それぞれに対する自分の意見を簡単にまとめたメモを準備期間中に作成し続けました。メモをもとに、自宅で時間があるときに繰り返し意見を口に出して、淀みなく言えるよう練習しました。なお、1度目の 2次試験(不合格)の際は、「イランとイスラエルの関係における米大統領選挙の結果の影響をどう考えるか」という質問を頂き全く回答できなかったため、2度目は各国の情勢や関係性もある程度把握するよう努めました。また、意見を言った後、更に突っ込まれることも多いため、2回目受検の際は突っ込まれる想定も行いました。全てのトピックを予め網羅することは不可能で、本番では必ず予期しない質問を投げかけられますが、準備した分だけ想定外の質問にも対応する力がつくと感じました。

② 国際ニュースの確認
 最新の国際情勢を確認することは重要だと思います。UN News、BBC、CNN、The Guardian、NY Times、Foreign Affairs などを中心に毎日チェックしました。全てを読み込むことは不可能なので、ヘッドラインをざっと確認し、自分の知識が補強できそうな記事だけを選んで意見を構築する材料へと落とし込むということを準備期間中に習慣として行いました。

③ UN NewsのPodcast
 国連に関連するトピックや単語を口に馴染ませるため、UN News の Podcast を毎日、短い時間ですがシャドーイングしました。

④ ネイティブスピーカーに模擬面接をしてもらう
 試験前は海外の友人に時間をもらい、何度かビデオ通話により模擬的に面接を行ってもらいました。最近はオンライン英会話なども安価で簡単に利用できますので、それらを活用する手もあるかもしれません。

最後に御参考まで、2020年においては透明のフェイスシールド着用での受検でしたが、2021年の今回は不織布マスク着用が義務となっていました。口元が隠れるので、いつもより大きめの声で、面接官の方々にしっかり伝わるように心がけました。

【おわりに】
英語そのものの能力を計測する試験は数多くあると思いますが、英語力に加えて幅広い国際的な知識が求められる国連英検は、他の試験に比べとても刺激的で挑戦し甲斐のある試験でした。今回、運よく合格を頂けたものの、自分自身の英語力や国際関係の知識はまだまだ不十分であると感じていますので、この経験を糧として、今後も更に向上できるよう引き続き努力していきたいと思います。

甲斐 正晴 さん 東京都 [特A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級 全国通訳案内士(英語)
留学経験 » なし
職業等 » 団体職員

(はじめに)
 このたびは、長年のあこがれであった国連英検特A級に合格でき、大変嬉しく思います。私は、海外経験もない純ジャパですが、今までに国連英検合格を目指す学習を通じて、英語力の向上だけではなく、国際情勢を多く学ぶことができ、有益な多くの知識を得ることができました。この合格体験記が、これから特A級を目指す皆さんに少しでもご参考になれば幸いです。

(受験動機)
 私は、いまから約30年前に国連英検A級、実用英検1級、通訳案内業資格を取得し、その後すぐに国連英検特A級に挑戦しましたが、一次試験の段階でまったく歯が立たず、さすがに国内最難関の英語試験だと実感し、それ以来、国連英検特A級はあこがれでした。以後、長い年月が過ぎましたが、数年前に海外からの視察研修の対応をすることになったのをきっかけに、英語力を BRUSH UP しようと思い、そのためのモチベーションとして、久しぶりの受験になりましたが、国連英検特A級合格を目標に定めました。

 

(一次試験)
 まず、第一に言えることは、国連英検特A級で問われる問題に対応するためには、特別な方法はなく、日ごろからいかに英語に親しんでいるか、英語を使い慣れているかに尽きると思います。英語を使った表現力、理解力、知識があらゆる角度から問われるので、一朝一夕に身につくものではなく、基本的には地道な努力が必要だと思います。また、受験にあたっては、国連英検特A級の一次試験は問題量が多いため、時間配分が大事だと思います。Ⅰの国連知識問題から Ⅸ のエッセーまでありますが、私は、Ⅰの国連知識問題をすばやく回答し、次に Ⅸ のエッセーを書き終えてから、他の問題にとりかかるようにしていました。何度か過去問を解いて出題形式に慣れておくことも必要です。
 私が行った準備としては、まず国連知識については、「New Today’s Guide to the United Nations 新わかりやすい国連の活動と世界」を繰り返し読み、機関の名称や年号などだけでなく、過去の経過や今後の課題などまでよく理解するまで読み込みました。この作業はエッセーや二次試験でも役に立ちました。
 また、語彙力アップのために、私は通勤時間を使って、ポケットサイズの三省堂のデイリーコンサイス英和辞典(紙の本)を数回読了しました。動詞、名詞、イディオムなど、特に問われそうなものをチェックして覚えるようにしました。このいわゆる「辞書読み」は、一見地味に思えるかも知れませんが、意外と楽しく、英語圏の文化の理解が広がります。時間のないサラリーマンにとって、費用対効果の高い方法でもあります。

(二次試験)
 私は、一次試験に合格後、続けて 3回二次試験に不合格、再度一次試験に合格後、1回目の二次試験は不合格、2回目で合格することができましたが、二次試験を通算で 5回受験しました。失敗が続いた原因は、やはり英語を使う機会が圧倒的に少なく、練習と準備不足と思い、今回は、二次試験までの毎土曜日、約6か月間、約30年前に実用英検1級受験の時にもお世話になったテソーラスハウスのプライベートレッスンを受講しました。毎週、国際問題を選び、講師の前でプレゼンテーションを行い、議論する練習を続けました。あわせて、インターネットの BBCニュースライブを毎日、通勤時間中に聞き、わからない言葉が出てきたらすぐに確認するようにしました。また、ときどき NHK WORLD NEWS で日本のニュースの英語表現をチェックしました。さらに議論を発展させられるように、国際問題に関する POD CAST をときどき聞いて議論の内容を理解するように努力しました。その他 UN News や各種国連機関の Webサイトの国連に関する話題をチェックしました。
 試験本番には、議論できるトピックを 15個ほど用意してのぞみました。実際に話題になったのは、権威主義国家による最近の言論の自由への抑圧、それに対し内政干渉の問題をどう扱うかの問題、アメリカの政治体制の変化、サイバーアタッカーの規制問題などでしたが、用意していたトピックの内容を自分なりに発展させながら、回答することができました。特にテソーラスハウスの講師が「Entertain examiners!」と言っていましたが、今回は自分自身が関心と情熱をもって話すことができたので、良い評価をいただけたのではないかと思います。

(おわりに)
 私にとっては、長年のあこがれであった国連英検特A級に合格でき、30年前から続けてきた英語学習の一定の到達点となりました。現在の仕事では英語をあまり使いませんが、特A級の名に恥じぬよう、これからも自己研鑽を続けていこうと思っています。国際情勢や社会現象について自分の意見を述べ、議論できることは、一流のビジネスパーソンであれば必須の条件だと思います。皆さんも、ぜひ頑張って合格を目指してください。

和田 啓 さん 福岡県 [特A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級 TOEIC 985点
留学経験 » なし
職業等 » 塾講師

[はじめに]
この度、最難関英語資格試験と呼び声の高い国連英検特A級に合格できましたことを大変うれしく思います。
私はこれまで一度も海外留学およびスクールにも通った経験がない状態で独学で英語学習を続けてまいりました。国連英検特A級は合格されている方の大半が帰国子女および海外留学経験があるということを考慮すると多くの方にとって敷居が高いように感じてしまうかもしれませんが、「絶対に合格したい」という気持ちを持ちながら毎日正しい方向に学習を継続していれば必ず手が届く資格試験だと思います。
駄文になりますが、私が合格するために行った勉強法が今後受験される方にとっての道標になれれば幸いです。

[受験動機]
英語資格試験では英検1級、TOEIC 985点 取得とまずまずの結果を収めてきましたが、日々の学習を通して自分の英語力はまだまだ未熟であることを痛感していました。また私は学習塾で講師をしている身でもあるため、教える立場として常に生徒の模範でありたいという想いから国内最難関と呼び声の高い国連英検特A級に挑戦することを決意いたしました。

[1次試験勉強法]
1次試験に際しては以下の参考書を利用しました。

  1. ① 国連英検特A級過去問題集(2013,2014年度版・2015,2016年度版・2017,2018年度版)
  2. ② 国連の分かりやすい活動(最新版)
  3. ③ Essential words for GRE

①については平日は通勤時間中に時間を測りながら問題を解いて、答え合わせを行い、誤答分析をノートにまとめるようにしていました。休日はできるだけ新しい問題には着手せずにその週の平日に解いた過去問の復習をメインに行うようにしていました。具体的な復習方法としては知らなかった国連知識を国連の分かりやすい活動でチェックして覚えなおす、分からない単語や表現があれば英英辞典やネットで調べるなどして暗記して、自分でスピーキングやライティングで使えるようにしていました。(この学習方法は後の 2次試験で大変役立ちました。)

②については時間が限られている中ですべてを読みこなすのは中々難しいと思うので、まずは過去問で何が問われているのかを分析するようにしていました。各国連機関の加盟国数や発足した年月、都市名は毎回何かしらの形で聞かれるので最低限それらには目を通しておくことをお勧めします。
具体的な暗記法ですが、加盟国数は黄色マーカー、発足した年月はオレンジマーカー、都市名は青マーカー、人物名は緑マーカーで印をつけて印象付けをしながら覚えるようにしていました。大問一の知識問題では重箱の隅を突くような問題が時々出題されることがありますが、それらに意識を向けるよりかはよく出題される事柄に絞って学習されることをお勧めします。

③については単なるボキャビルという位置付けで利用しました。国連英検特A級では英検1級よりもはるかに難解な語句や表現が沢山出てきます。国内で販売されている単語帳で英検1級よりもレベルの高いものはかなり限られているのと和訳に不自然なものがあるのが嫌だったので敢えて意味も語法もすべて英語で書かれているものを選ぶようにしました。その中で上記の単語帳は国連英検特A級対策では非常に役立ちました。

[2次試験勉強法]
二次試験対策は1次試験の答え合わせを行った後に即取り掛かりました。二次試験では面接シートに事前に自分の興味がある国際情勢や、尊敬する人物、行ってみたい国など書けるため、ある程度面接で何が聞かれるのか対策ができます。上述した通り私は海外留学の経験がないため、スピーキングにはかなりの抵抗がありましたが、国連英検の二次試験ではスピーキングだけでなく国際情勢の知識についても評価の項目に入っているため(恐らくここが一番ウエートが大きい)なるべく知識の面で勝負しようと対策に取り掛かりました。
対策に当たって以下の英字雑誌や新聞、サイト、メディアが非常に役立ちました。

  1. ① Foreign Affairs (特A級受験者は個人的に必須アイテムです。)
  2. ② The Economist
  3. ③ Japan Times
  4. ④ CNN,BBC
  5. ⑤ UN news

①と②については普段の学習から愛読していました。英字雑誌を読む際に意識していたことは自分の興味があるトピックが特集されている場合には精読した後必ずノートに summary を書くようにし、余力があれば自分の意見を英語で書くようにしていました。また更に仕事から帰った際には即興でそれらの内容をスピーチするようにして、そのスピーチを録音して発音のおかしい部分、不自然な言い回しがないか確認してその都度軌道修正するようにしていました。

③については実際に合格された方から海外情勢だけでなく日本の事象のことについても聞かれると伺っていたので、日本国内で起こっている最新情勢、および中国、韓国との領土問題の進展、コロナ対策などに焦点を絞って情報を仕入れるようにしていました。実際に面接で日本のことについて聞かれることはありませんでしたが、日本で今何が起こっているのかを学ぶにはとても貴重な経験となりました。

④については最新の国際情勢を仕入れるために毎日通勤中に podcast や You Tube 等を利用して聞くようにしていました。特にゲストで招かれる専門家の意見は何回も聞き直して、面接の際に使えそうな表現や国際情勢の知識はストックするようにして、独り言英会話や受験仲間との模擬練習で積極的に使うようにしていました。

⑤は国連が今各国の諸問題にどのように取り組んでいるのかを学ぶのに非常に役に立ちました。実際の面接でも UN news の記事が元ネタになっている問題について意見を述べるよう求められたので UN news を毎日読んでいたことが身の助けになりました。

国連英検特A級の面接試験は外交経験および国際関係を専門とするネイティブスピーカーが 1名、元国連大使の日本人面接官 1名、計 2名の面接官と国際情勢や国連に関する活動について英語で討論します。
上述したように面接シートである程度聞かれることに対して対策できますが、残念ながら私は面接シートに沿わない面接官と当たってしまい、全く考えたこともないことについて聞かれて少し動揺しました。
このように面接シートについて全く聞いてくれない面接官と当たってしまうこともありますが、この時大事なのは持っている知識を総動員して自分なりの意見を伝えることです。国際情勢に関する意見や考え方は何通りも存在するため正解はないと思います。想定外の質問をされたとしても落ち着いて臆することなく自分の知識を最大限に活用して意見を伝えれば必ず面接官にその想いは届くと思います。

[最後に]
私事で大変恐縮ですが、私が英語学習を始めたきっかけは大学生の時に経験したいじめが原因でした。
当時は自己肯定感も低く何をやってもうまくいかないことが続き苦しい、悔しい思いを何度もしてきましたが、大学2年生の時に出会った心理力ウンセラーのM先生のおかげで今の自分があると思っています。
この場をお借りして感謝申し上げます。M先生ありがとうございました。
また、国連英検特A級を受験するにあたって多くの学習仲間にも出会えることができました。彼らの協力のおかげで今このような形で合格体験記を書かせていただいています。本当にありがとうございました。
国連英検特A級は最難関かつ情報も少なく対策がしにくい試験かとは思いますが、「合格したい」という気持ちを強く持って継続的に学習していれば必ず手に届く英語試験です。私の合格体験記が今後受験される
方に少しでもお力になれればと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。

入道 優 さん 兵庫県 [特A級合格]

保有資格 » TOEIC L&Rスコア 990点 TOEFL iBTスコア 114点
留学経験 » 無(家族の転勤によりシンガポールに6年間滞在。
Stanford e-Japan Program(米国スタンフォード大学が提供する奨学金プログラム)修了)
職業等 » 同志社国際高等学校 3年

国連英検特A級に合格できとてもうれしく思っています。受験してみた感想としては、試験対策といった付け焼刃ではなく、日頃から英語力を磨く努力を怠らないことと国連及び国際問題について勉強し自分なりの意見を持つことが大切だということです。私の合格体験記がこれから受験される方に多少なりともお役に立てれば何よりです。

【一次試験】
参考書は「 わかりやすい国連の活動と世界 新版」と「国連英検特A級過去問題集 2017-2018」を使用しました。
国連機関の概要について Quizlet のフラッシュカードに入れて暗記しました。また、知らない英語表現はリストアップして、外国人の英語の先生との会話などで積極的に使用しました。過去問については、通学途中の電車の中で精読し十分に理解したうえで、答え合わせをしました。実際の試験においてもできる限り時間を気にせず、どの問題も自分が納得できる解答をすることに努めました。

【二次試験】
一次試験合格から二次試験試験日の前日まで学校の期末テスト期間中だったため、試験前日の夕方から準備を始めました。時間がなかったので新しいことについて学ぶのではなく、中学時代から続けている学校のクラブ活動(模擬国連部)で議論してきた様々な国際問題に対する私の考えと日本の立場をロジカルに説明できるよう整理しました。また、二次試験のアンケート内容についての質問に答えることができるよう準備しました。
試験官は二名(日本人と英国人)でしたが、穏やかな方々でしたのでリラックスして面接に臨むことができました。とても感謝しています。試験官の質問は国連機関の活動について意見を求めるものが多く、自分の考えを説得力のある形で伝えることに努めました。
アンケートについては、試験官はその場で初めて内容を確認するので、もし試験官にアピールしたいことがある場合は、自分から積極的に口に出したほうがいいかもしれません。

布施谷 里桜 さん 東京都 [特A級合格]

保有資格 » 実用英検1級 国連英検A級
留学経験 » なし(滞在:アメリカ 3年半)
職業等 » お茶の水女子大学 1年

この度は、国連英検特A級に合格することができ、大変嬉しく思います。A級に合格してから、ここに辿り着くまで想定以上の時間がかかり、苦戦しましたが、念願の合格となりました。この合格体験記が、これから特A級を受験される方々にとって少しでもご参考になればと思います。

【一次試験】
私にとって、一次試験の壁を突破することは一番の難関でした。挑戦を続ける上で感じたことに対して以下記載します。

<使用した参考書等>

  • 新 わかりやすい国連の活動と世界
  • 国連英検 特A級・A級対策[改訂版]
  • 英検1級単熟語(ジャパンタイムズ)
  • 特A級過去問
  • 英語ニュース記事(UN News, BBC, The Guardian, CNN etc.)
  • 国連専門機関の最新報告書

基本的に対策に使用したのはこれだけです。まずは、120分間の緊迫した空間の中で、時間が足りなくなることは避けたく思い、過去問を数回解いて時間配分を考えました。I.国連知識問題(~5分)、II.読解問題(20分-25分)、III.語文訂正問題(5分)IV.語形問題(5分)V.読解問題(5-10分)VI.空所補充問題(5-10分)VII.読解問題(10分)VII.読解問題(10分)IX.エッセイライティング問題(40-45分)に設定してみました。
 そして、問題を正確に素早く解く方法を自分なりに考えました。特に、I の知識問題は、『新 わかりやすい国連の活動と世界』を熟読すれば必ず点を取れます。この参考書は、2019年から新版が発行され、旧版とは異なる内容が記載されているので、新版で対策をしてください。過去問を解くうちに、出される問題の傾向がわかってきます。会議の都市名、専門機関および関連機関の設立年、説明書で記載されている国際連合憲章の条数とその旨などは把握すると良いと思います。II の読解問題は、段落ごとに質問があるので、段落を読み終わり次第解き始めました。また、段落ごとにその要約を書き込むことで、自分なりに文章の構造を把握していきました。これは段落内容を分ける問題でも役に立ちました。
 後半の問題は、単語を多く知っているほど有利です。英検1級レベルの単語は全て把握しておいた方が良いと思います。とにかく試験対策の一環として多くの単語を覚えることはとても重要です。問題の大部分は世界情勢に関する文章なので、日頃からニュース記事を読む習慣をつけ、目を慣らしました。また、エッセイでは、UN と国際問題の関わりを記すため、UN News には必ず日頃から読み進め、専門機関等が発行した最新の報告書にも目を通しました。そして閲読後は、それに関して自分がどう思うのか書き出す練習をしました。

【二次試験】
<使用した参考書等>

  • 新 わかりやすい国連の活動と世界
  • 英語ニュース記事(UN News, BBC, The Guardian, CNN etc.)
  • 国連専門機関の最新報告書

二次試験は、試験管によって話す内容が異なったり、受験者の状況に合わせた質問が出たりすると思います。参考のほど、私の二次試験の流れを記載します。

<話した内容>

  • Daily Life & casual conversation
  • Social affairs that I am currently interested in (refugee crisis)
  • Delve into my interests “You mentioned…. What do you think about…”? (2021 Israel & Palestine Crisis, Iranian presidential election, withdrawal of U.S. troops from Afghanistan)
  • School life (pros and cons of online & offline learning)
  • Opinions on cashless society

二次試験において、積極的に話す姿勢を持つことは大切だと感じます。試験管から聞かれた質問に対して、何かしら意見を発せられるように、最近のニュース記事や報告書に目を通しました。一次試験の合格通知後、準備する時間は少ないので、日頃から国際情勢のインプットする習慣をつけると良いと思います。
 予想外の質問に答えられるよう、準備期間にはスピーキング練習も行いました。ある事情に対してどう思うか、ニュース記事等を読んだ後に意見を 1分話し続けるエクササイズを通して、英語で考えを言語化する練習をしました。

【終わりに】
 大変難易度の高い試験ですが、諦めずに挑戦してきて良かったです。国連英検を通して得た知識は、確実に自分の将来に役立つものとなったと感じます。試験は、自らの自信向上以上に、自分の英語力の未熟な点、改善していくべき点への気づきにつながりました。これからも学び続けていきたいと思います。

溝口 理子 さん 東京都 [特A級合格]

保有資格 » 実用英検1級 TOEICスコア 960点 TOEFLスコア 109点
留学経験 » イギリス(3年)アメリカ(1年)
職業等 » 渋谷教育学園渋谷高等学校一年

この度は国連英検特A級に合格することができ、大変嬉しく思っております。
私の合格体験記がこれから特A級を受験される方のお役に立てば幸いです。

私は中学2年生の時にA級に合格しましたが、それからはしばらく参考書に手をつけずにいました。今年の夏に受験することを決めてから、生活の中で始められるところから準備を始めました。

まず、過去問を解いた際に間違えた問題や「わかりやすい国連の活動と世界」の暗記する部分をアプリを活用して復習しました。アプリ内に自分で勉強のセットを作成し、テストの日程を入力し、計画的に進めることをお勧めします。忙しい方でも、登校・通勤時間に簡単に学習できるため、効率的かつ効果的です。エッセイのトピックなどを携帯にメモをして、隙間時間があれば、時間を計りながら頭の中でブレインストーミングを行う練習などを行いました。

また、毎朝テレビでニュースを欠かさずに見て、授業の間に携帯で BBC などのアプリで世界のニュースを確認しました。面接の時に焦らずに落ち着いて、質問に対応できました。私は世界での人権問題について集中し、国連の機関がどのように取り組んでいるのかを細かく確認し、暗記をすることに心がけました。このように、他の問題に目を向けながらも、自分が興味のあるトピックを事前に定め、細かいところまで理解することが大事だと思います。面接はある程度、自分の話したい話題に関して持っていけることができるので、念入りに準備することはとても役立ちます。

今まで受けてきた検定より知識が必要とされたため、準備に大変苦労しました。しかし、難易度が高いからこそ、合格した時の嬉しさは一層違います。国連英検を通して、私は国際情勢に関する知識や英語力の面で大きく成長できたと思います。
コロナ禍の中で試験の運営にご尽力下さった関係者の皆様に心より御礼申し上げます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

中西 一貴 さん 大阪 [A級合格]

保有資格 » TOEFLスコア 101点
留学経験 » 特になし
職業等 » 東京大学医学部医学科 5年

この度は国連英検A級に合格することができ、嬉しく思っております。特に,英語力には全く自信がなかった自分がなんとか合格することのできた経験が,今後受験する方の参考になれば幸いです

【受験したきっかけ】
国際保健に興味があり,予てより国境なき医師団やグローバルファンドなどの国際団体への憧れを抱いていたのですが,いかんせん語学が全く得意ではなく,苦手な科目を聞かれたら「英語」と答えるような状況であったため,どうにも気が向かずずっと英語の学習を後回しにしていました。5年生になり,自分の医師としてのキャリアを考えるに当たって,国連英検を通して国連について学びながら英語力を伸ばしておくことで選択肢を広げられると考えたため,受験を決意しました。

【一次試験対策】
受験の決意が4月,試験本番が 5月末だったので,期間としては 2ヶ月です。同時期に TOEFL の受験も考えていたため,はじめは語彙力を中心とした overall な語学力の向上に務め,5月上旬から国連英検特化の対策にシフトしました。
語彙力の向上を中心とした 4月の 1ヶ月間は,基本的には単語帳がメインでした。過去問を流し見たときに圧倒的に語彙力が足りていないと感じたためです。使用したのは, 『英英英単語 超上級編』(ジャパンタイムズ)『音声DLつきTOEFLテストでる単5000』(ハッカーズ語学研究所)『テーマ別 時事英単語集 [国連英検特A級・A級準拠]』(日本国際連合協会)の三冊であり,病院実習の隙間時間を見つけてはひたすらに読み耽っていました。

大問1の国連知識問題ではテキストの正確な暗記が求められます。とはいえ配点は 10点であり,体験記を書かれている方には過去問演習を中心に対策をしたという方が多くいらっしゃいましたが,自分は国連についての知識を深めることを 1つの目標にしていたため,1ページずつ丁寧に英語でまとめながら読み進めていきました。1日に 1時間程度を 1ヶ月間毎日行っていたと思います。過去問は前日にまとめて解きました。
 その他の問題は英語力が試される試験です。自分はむしろこちら側に対しては 1月に語彙力の強化をした後は特にこれといった対策はしませんでした。過去問を手に入れた分きちんと解いたくらいだと思います。
 英作文では過去問を一通り集めてジャンルごとに分析し,どのような問題が来ても大きくはずらさない答案を書けるように準備をしました。時間も限られていたので,近年の国連の方針である SDGs に焦点を絞って各方面でいくつかの国連機関の活動の具体例まで確認しながら対策を進めました。
まとめると

  • 語彙力の強化
  • テキストの精読
  • 過去問対策(3年分購入)
の 3点だと思います。
詳細は覚えていませんが,合格点に 10点以上は余裕をもって合格することができました。

【二次試験】
正直二次試験は全く対策が足りていなかったと思います。スコアにもそれほど余裕はありませんでした。
UN News に毎日目を通し,Evernote 上で簡潔なまとめを作るくらいのことは一次試験から 1ヶ月半継続していましたが,その先は興味を持ったものについて勝手に色々と調べるといった学習になってしまいました。具体的には,「誰がハマーショルドを殺したか」などの国連に纏わる洋画を見たり,「国連事務総長-世界で最も不可能な仕事」(田 仁揆)「Basic Facts About the United Nations」(United Nations)などの書籍を読んだりすると言った,知識の習得に偏りすぎていたように思います。それはそれで知的好奇心を揺さぶるものも多く楽しかったのですが,試験対策としては以下の様な反省点があります。

  • 新聞で使われる様な上級な英語表現のストックが足りておらず,試験本番で稚拙な表現がいくつか出てしまった
  • 発音のスコアが飛び抜けて悪く,ELSA Speak などのアプリを用いた発音練習をもっと早くからしておくべきだった
  • 想定問答集を作るという王道の対策をサボってしまい,何度か解答に詰まってしまう場面があった
ことなどがあります。A級の面接は自分で用意できる面接シートに纏わる質問が多く,そうでないものも比較的解答の幅の広い問題だと感じた(サンプルが少ないので何とも言えませんが,自分の場合は「香港と中国の問題についてどう思うか?」でした)ので,まずは面接シートに纏わる対策を徹底し,その他もニュースに定期的に触れることで広く浅く最低限の答えを用意できるようにしていくことが大切だと感じました。

4月の頃の自分を振り返ると,3ヶ月という短い期間ではありましたが,今回の国連英検A級の受験を通して英語力および国際保健の見識の両面で大きな成長をすることができたと感じています。いつになるかはわかりませんが,特A級にもチャレンジできるような実力を目指してこれからも研鑽を積んでいきたいと思います。 最後になりましたが、このコロナ禍の中で試験の運営にご尽力下さった関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

津原 萌里 さん 埼玉県 [A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級 TOEIC スコア 965点
留学経験 » なし
職業等 » 東京大学薬学部

この度、国連英検A級に合格し、合格体験記を執筆する機会をいただけたことをとても嬉しく、また、幸運に思います。ご参考になれば幸いです。

[受験のきっかけ]
私は高校在学中に実用英検1級に合格し、TOEIC でも 900点代後半を取りましたが、そのような資格、スコアに相当する英語能力に自分のそれが見合っていないという感覚を強く持っていて、この状態から脱する方法がわかりませんでした。ところが、大学で学ぶうちに、興味のある分野の学びを深めるためには必然的に英語を使うということに気づき、英語を「英語」という科目として学んでいたそれまでの学習方法を変え、興味のある分野の学習に英語を織り交ぜるようにして、例えば、英文で書かれた論文を読むなどして徐々に学習していくようにしました。また、私の専攻は薬科学・薬学でありますが、昨今世界各地で起こっている社会運動や、タイムリーな話題で言えば「新型コロナウイルスワクチンの平等な分配」について知り、自分の生きる国際社会をきちんと語れるようになりたいと思うようになりました。そのような時、先に述べたような学習スタイルで対策しやすく、国連に関連して広く国際社会の分野を英語で理解し、発信できる能力を問う「国連英検」に思い当たり、実際に受験することを決めました。受験を決めてから受験日まで 3ヶ月ほどありましたが、国連英検の対策をできる時間のある日数が限られていましたので、過去問を見て、その時の実力と合格ラインがあまりかけ離れていない級を選びました。

[対策方法]
受験を決めた日からほぼ毎日、UN News や各国連機関の HPを通学時間で読んだり聞いたりするようにしていました。このような学習は、国連英検の 1次試験でエッセイを書いたり、2次試験の面接で自分の興味関心や意見を話したりする時の引き出しになりました。
1次試験の直前 3週間ほどでは、指定テキストである『わかりやすい国連の活動と世界』の英文部分を通読したのち、知識として覚えるべきだと判断した年号や組織名、国名、会議名などをピックアップしながら繰り返し精読をしました。
また、指定テキストの学習と並行して、『国連英検特A級・A級対策』のA級に該当する部分と、『国連英検過去問題集A級』を解き進めていきました。国連関連知識の問題は解いた後、答えを見る前に指定テキストの該当部分を自分で探し、関連した事柄も一緒に覚えるようにすることで知識の定着を図りました。また、長文は分からない単語や文章があっても文章全体としての大意を掴んでテキパキと読み進めていく訓練をし、解き終わってから精読をする訓練を積みました。恥ずかしながら、結局試験本番まで 1回分の試験を通して解く時間と体力を確保できなかったので、大問ごとに時間の目安を立てて試験に臨みました。
2次試験対策に関しては、過去の合格者体験記を拝見させていただき、A級では「興味のある社会問題」といった自由度の高い話題を振られることが多いということがわかったので、無理に新しいことを調べることはせず、自分の関心のあることを国際情勢に絡めて発展させ、英語で話せるようにする準備を行いました。具体的には、特定の病気の患者に対する差別、医療格差、マイクロプラスチックの問題などに関して、その現状と、課題解決にむけた国連の貢献、自分の考えをまとめ、様々な角度から質問される場合を想定してどのような論理構成で説明するかをシミュレーションしました。実際に受験すると、10分という面接時間はあっという間で、言葉に詰まったり、話題に困ったりすることはありませんでしたが、一つの質問に対してやたらと詳しく述べすぎてキャッチボールの回数が減ってしまったということと、やはり国際情勢について議論することが満足と言えるほどにはできなかったことが反省として残りました。

[これから国連英検合格を目指す方へ]
そもそも私が合格体験記を書いたのは、専門分野が理系である方でこれを書かれている方がほぼいないという現状を踏まえ、少しでも幅広い方が国連英検の受験を検討し、国際社会の話題を自分事として認識するきっかけになればと思ったからです。このような「難関」と呼ばれる英語検定試験に、専門分野の異なる方が挑戦するのは、容易ではないと実感と共に推察いたしますが、挑戦すれば自分の興味関心を深めると同時に英語運用能力を高めることのできる機会になると思っております。私自身も、今回のA級合格を糧に英語の学習を深め、将来的には特A級に挑戦したいと考えている次第です。最後になりますが、ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。

桐生 有喜 さん 静岡県 [A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級 英検特別賞 受賞
職業等 » 高校生

国連英検A級の合格通知書を頂き、国連英検A級に合格できたことにほっとしながらこの文章を書いています。僕は実用英検1級に合格して培ってきた英語力を保ち続けるためのモチベーションと、実用英検1級合格のための勉強をする中で興味が湧いた世界情勢に関連しているという 2点から国連英検の受験を決意しました。
 拙い文章ではありますが、国連英検に興味がある方の今後の参考として最後までお読みいただけたら幸いです。

一次試験の勉強法について
 教材は「国連英検特A級・A級対策」、「新 わかりやすい国連の活動と世界」と「国連英検 過去問題集 A級 [2017・2018実施]」の 3冊を使用しました。
まずは「新 わかりやすい国連の活動と世界」を登校時間を利用して毎朝読み、国連の知識を頭に入れました。日本語を読むことから始めて今まで知らなかった国連の概観を一通り理解し、その後は何回も英語を読みました。(「新 わかりやすい国連の活動と世界」は日本語で書かれた部分と英語で書かれた部分が分かれています)
同時に「国連英検特A級・A級対策」を活用しながら勉強を進めていきました。実用英検とは出題傾向が異なる点が非常に多いため、まずは出題傾向に慣れるところから始めました。特に僕は文法問題が読解ほど得意ではないという弱点があったため、文法問題の解説は何度も読み返しました。個人的には国連英検の勉強は大学入試の勉強に通じる部分が多いように感じます。
「国連英検 過去問題集 A級 [2017・2018実施]」は本番 2∼3か月前から活用しました。「国連英検特A級・A級対策」と「新 わかりやすい国連の活動と世界」を用いて学習してきたことが活きているかの確認と本番に向けて直前期には何に重点を置いて勉強するかという目的設定のために使用しました。

※老婆心ですが、「国連英検特A級・A級対策」の国連ガイド問題は「新 わかりやすい国連の活動と世界」の内容と一部異なる点があります。「新 わかりやすい国連の活動と世界」に記載されてある知識が本番では問われるので注意してください。

二次試験の勉強法について
 国連英検二次試験のために新たに用いたテキスト等はありません。一次試験終了後も「国連英検特A級・A級対策」と「新 わかりやすい国連の活動と世界」を用いて国連の知識を頭の中に入れ続けました。(これは特A級への挑戦を念頭に置いて続けました)
実用英検1級合格のために毎朝 NHK World Japan と BBC を聞き続けており、それを通して常に世界で今何が起きているのかを知っておくことを努めました。一次試験からやっていたことですが、UN News もチェックするようにしていました。

本番について

  • 一次試験
    国連英検に挑戦すること自体初めてだったため緊張しながら試験会場に入りました。東京会場で受験したのですが、A級受験者は合計 100人に満たなかった印象です。
    しっかり学習してきたはずの国連の知識問題では数問落としてしまい、悔しい思いをしましたが、ほとんどの大問で 7割以上取れたため初受験にしては悪くないと勝手に思っています。特に本番で驚いたのがエッセイでした。国際事情に関わることが問われると予想していましたが、「SDGs を他人にどのように説明するか」ということを問われました。比較的書きやすい内容であったため、僕はこのおかげもあり、合格できたのではないかと思っています。
  • 二次試験
    実用英検では全ての級について二次試験は一発合格という実績(?)を残したため、実際に試験を行うまでは謎の自信を持っていました。実際に試験の時は少し緊張しましたが、何とかなりました。
    僕はコロナの影響で学校生活がどのような影響を受けたかといったスモールトークから入り、環境問題に関して話をしました。具体的には反地球温暖化主義者に対してどう思うか、国連は環境問題の解決に向けて何ができるかというようなことを話しました。
    実際の試験の様子は国連英検のホームページに「2次試験(面接試験)モデルケースのご紹介」というリンクから行けますので、試験前について少しだけ書かせていただきます。
    会場に到着した順に番号札をもらい、待機室で僕は 1時間ほど待ちました。係員に呼ばれたら案内に従って受験教室まで行き、試験教室の前にある椅子で10分ほど待機しました。その後、試験管の方が直接呼んでくださり、試験教室に入り面接を開始しました。

最後に
 国連英検を受験して今まで知らなかったことを数多く知ることができ、非常に良い機会になったと思っています。今後は特A級の取得に向けてさらに精進していきたいと考えています。
長文をお読みくださりありがとうございました。

大石 賢 さん 東京都 [A級合格]

保有資格 » 実用英検 1級
留学経験 » ニュージーランド、ロンドン、シドニー(計 5ヶ月)
職業等 » 都立高校英語科教員

受験勉強を通じて国際社会に必要な英語力を鍛えることができること、また勤務先の教育現場での指導に活かすことを目指し、この度国連英検にチャレンジしました。いずれの大問も世界政治や地球環境、人権等に関する国際情勢がテーマとなっており、過去問や問題集による学習を通して語学力だけでなく、国際時事における知識を深めることができたと感じています。
 自身の英語力や国際時事知識を大きく伸ばすきっかけとなったのが国連英検指定テキスト『新 わかりやすい国連の活動と世界』です。このテキストを通し、国連組織の構成、国際情勢の主要な問題点、日本のこれまでの取り組み等を整理し、国際社会の一員として自分に何ができるかを考えるきっかけとなりました。過去問に取り組む中で、このテキストから出題される大問1を全て正解することは難しかったですが、この大問1攻略が自身の国際時事知識の向上に大きく役立ちました。
また、最も苦戦したのが大問4の語彙問題です。ここを攻略するためには出題される国際時事に関する英文に精通していること、またそれに関した英単語を習得していることが必要でした。それまでホームページに紹介されている過去問や問題集で学習してきましたが、それに加えて英字新聞『alpha』を定期購読することで、国際時事に関する問題に対応する力を養うことができました。
全体の 20点分を占める英作文問題も非常に興味深かったです。過去に出題されたいずれのテーマも国際社会を生きる上で考えるべき問題で、勤務先の授業等で大いに活用させていただきました。英検1級を取得した際の 2次試験対策でまとめた国際問題に関するキーアイディアを活用しながら、今回の受験勉強を通して自身の考えをより深めることができました。2次試験では面接官の方とそれらのアイディアを交わし、国際コミュニケーションスキルが確実に向上した手応えがありました。
 国連英検へのチャレンジを通し、これまで培ってきた自身の英語力をよりグローバルなレベルで活用できる実践的なものへと発展させることができたと感じています。引き続き特A級の合格も目指し、自身のグローバル・コミュニケーション能力の向上に励んでいきます。

各回別合格体験記

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