保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 980点、通訳ガイド国家資格 留学経験 » 無 職業 » 株式会社信用交換所 海外調査部 |
私が英語の資格に挑戦したのは、2007年6月退職後すぐに再就職した60歳を過ぎてからのことでした。前の会社では海外営業や英文契約の仕事を経験しましたが「これでは本当に英語をやったことにはならない」と感じるようになりました。英語で企業情報を書く仕事に就いたことも動機です。「同業他社に負けぬ上質のレポートを書くために資格に挑戦して自己を鍛えよう」と考えました。そこで「わが心のグランドスラム」としてTOEIC 980点以上、英検1級、通訳ガイド国家資格それに国連英検特Aに目標を定めました。
まずグループレッスンに参加し「自分のレベルがどのあたりにあるか」を仲間との研鑽を通じて自己評価しました。弱点を独学で補強し、並行して過去問をやり 2008 - 2012年の間に前記3つはどうにか達成出来たのですが、国連英検はA級合格以後、足踏み状態となって特Aでは2-3点足りずに不合格が数回続きました。私は不合格通知を壁に貼り、自分への挑戦状とみなして弱点を見極めました。最大の壁は長文読解で「時間不足が焦りを誘い軽率な解答につながってることだ」と判断しました。そして「苦手から決して逃げない」と。
リーディングがパワーアップの原点であると再認識しTIME誌の記事を中心に取り組みました。ある程度知っている単語でも辞書で複数の意味や用例を調べて確認しました。精読、音読、黙読、速読を織り交ぜます(つん読も得意です)。またCNNのニュースを開いて知らない単語に出会ったら必ず辞書で調べます。英作文は職場で待ち時間に「使いたい」と思った文章を手書きします。職場はメモだらけです。
とにかく1次試験突破が先決で、日ごろは話す機会もなくスピーキングが後回しになったので、昨年初めて Skype 活用のオンライン英会話を試してみました。ここでは意識して特定のテーマについて自分の意見を整理して話すことに集中しました。「朝6時の男」と先生に冷やかされながら週3回を15ヶ月続きました。
まだフルタイムで働いてますので帰宅後の時間は学習に向いていません。出来る場合はリスニングに充てます。朝型人間である私は早朝の学習にウェイトをかけました。CNN、TIMEメルマガ、NHK海外ニュース、NHK講座のストリーミングというメニューのいずれかに毎日触れるようにします。通勤電車も私の勉強部屋です。週末は、主宰する職場の勉強会のテキスト作りをすることで基礎を補強します。Teaching is learningです。
今回やっと合格しましたが「特Aにまぐれなし」というのが実感です。これを一里塚としてさらに磨きを掛けたいと思います。「人生は時間なり」と言い聞かせて。
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このたびは特A級の合格をいただき、大変嬉しく、光栄に思っております。
まだ未熟な一学習者を自覚している私が、優秀な皆様に混じって幸運にも合格をいただくことができたのは、家族、弟、社員、英語教室の先生をはじめ、皆様の応援のおかげで、心折れることなく、受験の日までコツコツと地味な努力を続けてこられたからだと、感謝の気持ちを新たにしております。
この体験記が今後の受験者の皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。
今、私は仕事で英語を使う機会はまったくありません。学生時代に英国に1年間語学留学して以来、英語を使う環境から20年以上遠ざかっていました。2012年の元日、単に自己啓発を目的として英語学習の再開を決意しました。その時、「学習成果を確認し、励みとするために、他の検定試験およびA級への挑戦を経て、2014年内に、最難関の特A級合格を目指す」と目標設定しました。
試験対策として、私は以下のことに取り組みました。
2次試験については、私は一度不合格を経験しました。極度の緊張で頭が真っ白になりました。私のようなあがり症の人間に、体験上とてもおすすめなのが、面接試験日の朝、友人、先生、家族の方などを相手に、30分程度、スピーチして口慣らしすることです。相手の方が少しだけでも英語が理解できれば理想的です。こちらが、1次試験エッセイ対策で作ったトピックノートを活用して、1テーマ3分で一方的に話すことを、ただ「うん、うん」と頷きながら聴いてくれれば良いのです。私の場合は試験会場近くのファミレスで、ランチおごりで友人に付き合ってもらいました。前回とはまったく違い、効果てきめんでした。事情が許す方はぜひお試しください。
私のように、日常的に英語を使用する職場ではない、仕事で充分な学習時間が確保できない、多くを独学で対策せざるを得ない、といった環境の方が特A級にチャレンジされ、一人でも多く合格の充足感を味わわれることを願ってやみません。私自身もいまだ英語習得の道半ばにつき、「人生、今が一番若い!語学習得適齢期Now!」をモットーに、次なる目標に向けて精進を重ねていきます。
ありがとうございました。
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国連英検特A級に合格させて頂きありがとうございます。また常に支えてくれている家族、友人、諸先生方に対して感謝の思いで一杯です。
15年前にA級で優秀賞を頂いた当時、特A級合格は不可能に思えました。今年になって長年の介護・子育てが一段落したので、この難関を突破し第2の人生をjump-startさせることにしました。
1次試験対策
1次試験まで2か月しかなく、過去問題集2冊のみ購入。1冊目は3回繰り返し、2冊目は直前の予行演習に使いました。あとは「茅ヶ崎方式難波校」の教材の徹底活用です。
語彙力があれば特A級は難攻不落ではないと感じていました。単語集が嫌いなので、辞書を頻用しています。「検索ハブ」というアプリを使ってiPad miniを串刺し辞書化し、既知の単語であっても複数の英和、英英、類語、連語辞典、例文検索で確認、最後に例文を作って覚えます。語源の知識を高めるには Word Power Made Easy も有用です。
本番ではエッセイから着手しました。完璧を求めず目標を10-12点とし、20分強で書き終えるよう練習しました。佛教大学の尊敬する教授に、論文の基礎を厳しくご指導頂いたことが私の財産です。「TOEFLテスト・ライティングの方法」(実務教育出版)もやり直しました。
エッセイも面接も基本は同じで、結論から述べ、サポート(理由や例示)を2つ以上出す、そして国連との関連性を具体的に言及することが大切です。 The Debatabase Book でロジックを学びました。普段から茅ヶ崎ニュースやTimeの学習後、1分以内で要約と意見を言う訓練をしています。TVニュースにも即座に英語でつっこむ癖がつきました。(大阪人!)
2二次試験対策
1次で大問1が6点、国連知識を疎かにするのは尊大であると猛省。 The Parliament of Man をメインに、図書館にある関連書はすべて読みました。UN Radioのシャドーイング、EconomistやJapan Timesの論説の書写、事務総長のスピーチ原稿の音読をしました。
汎用性の高いキーワードも大変役立ちました。キングジム社のポメラに、様々な時事問題で使えそうな単語を蓄積しています。例えばignorance, indifference, inaction。受験準備中に中東やウクライナで次々と悲惨な事態が発生。状況説明の後、これらのキーワードを織り込んで自分の考えを伝えられるよう練習をしました。
悔いも多々あります。「何か発言したいことは」と促されたら、受験準備の総決算として日本のunilateral pacifismについて論じるつもりでした。強度の緊張から別の苦手な話題を口にしてしまいました。これからも精進を続けます。
受験で得たもの
国連英検に対して「それが何の役に立つの?」「試験マニア?」などという人がいます。どの検定試験も本気で取り組めば有形無形の利益があります。合格後、苦難の真っただ中にいる国内外の人々にもっと心を寄せていこうと思いました。自分の意識がより広い世界に開かれたことが最大の収穫です。多くの方が国連英検を受験し宝物を受け取れますよう願っております。
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【はじめに】
この度、国内最難関と言われる国連英検特A級に合格でき、たいへん光栄です。1次試験は、初回受験時は1点足りずに不合格、2度目で合格し、2次試験は運良く1回で合格できました。合格された方々の中には留学、海外赴任経験がある方が多い中、私のような海外経験もなく、また普段仕事でも英語を使わない者でも合格できたことは、少しはお役に立てることをお伝えできるのではないかと思い、この合格体験記を書かせて頂くことにしました。
【受験のきっかけ】
昨年漸く英検1級に合格し、次のステップとして目指す目標を模索していました。英検1級では、2次試験で苦労したこともあり、何度か受験する中、海外事情について興味を持つようになりました。国連英検であればこの興味を更に追究できると考え、国内最難関と言われる特A級を受けることを決意しました。
【一次試験】
私が使用したテキストは以下のものがあります。
まずは「2013年度版 国連英検過去問題集 特A級・A級」で実際に問題をやってみて、自分の実力を知るのがいいかと思います。特A級の問題が2回分載っています。私の場合は国連知識と語彙力が課題だと分かりましたので、ここに重点を置いて勉強していくことにしました。(因みに「国連英検特A級・A級対策」の方は実際の問題より少し難しいような気がするので、ある程度、実力がついてからトライされた方がいいのではと思います。)その後、知識を補充しつつ、習熟状況を確認するために上記の他問題集もやりました。その際、必ず時間計測しそれぞれの問題がどれぐらいの時間で解けるのか全てチェックし、時間配分の参考にしました。
<語彙>
1次試験のキモはやはり語彙力だと思います。とは言え、闇雲に難しい単語を暗記するのも限界がありますので、まずは英検1級レベルのものを確実にしていくのがいいかと思います。私は以下ソースから、なかなか覚えられないものだけをピックアップし、単語カードを作成しました。おそらく400語ぐらいはピックアップしたかと思います。
単語カードは作成するのは時間がかかりますが、一旦作ってしまうと、暗記できていないカードだけを取り出して復習できるので返って効率がいいと感じたので、私はこの方法を選択しました。これは英検1級時に作っていましたので、それを復習に使いました。カードの表面には単語と発音記号、短い例文、裏面には単語の意味を英英辞書の表現をそのまま記入しました。特に、例文を残しておくのは、単語のイメージに繋がりやすいだけでなく、ライティング時にも効果を発揮しますのでオススメです。
<国連知識>
もちろん、「わかりやすい国連の活動と世界」を使用しましたが、私は元々読むだけではなかなか内容が知識として頭に残らないところがありました。(歳のせいもあります。)そこで、以下のような問題に出そうな項目をExcelにリストアップして、それを虫食い問題のようにし、何度も解くことで覚えることにしました。
こうすることで過去問を解いても8~10点くらい取れるようになりました。実際の試験でも9点取れました。国連知識は知っていれば点数が稼げるところなので、逆にいうと知らないとどうにもならないところなので、少し時間をかけても損はないと思います。過去問を見ればどのようなところが出題されるかある程度見分けがつくと思いますので、それほど項目としては多くならないと思います。
<ライティング>
こちらはあまり得意ではないので、何とか6割を目指しました。(20点満点中12点を目指しました。)
気をつけたのは以下の点です。
以上、当たり前のことばかりですが、スペルミス、文法ミスがなければ、よほど関係のないことを書かない限り、大失点にはならないと思います。(実際は13点でしたので説得力がどこまであるか、、、という気もしますが。)序論については、過去問や問題集を参考にしながら、雛形を決めておくと楽です。植田一三先生の著書も参考にされるといいと思います。本論は2段構成にし、2つの切り口から論述する、その際、関連する国連組織の成り立ち、その活動内容、どう貢献できるかを記述します。そのため、国連各組織の活動を短く英語でまとめておくことは非常に有効です。(2次試験にも役立ちます!)結論もある程度雛形化しておくと最後に焦らなくてすみます。あと、普段から新聞や雑誌でいい表現を見つけたときにメモっておくことをオススメします。
【2次試験】
1次試験の解答速報で何とか2次試験に進めそうだったので、すぐに準備を始めました。2次試験は、英検1級時に相当苦労しましたので、その経験を生かしました。まず、不合格のときは、Webや新聞などで試験に出そうなトピックを集めるだけ集めて(日本語で)、それで満足していました。普段英語を使っていないので、やはり咄嗟にはスラスラと話せませんでした。今回の国連英検の2次試験では、トピックを絞込み、それを英語で準備するという方法に徹しました。手を広げ過ぎることで内容の薄いスピーチしかできないと合格は厳しいという体験談もありましたので参考にさせて頂きました。私のような国際事情の素人には、池上彰先生の著書、テレビ番組はたいへん参考になりました。撮り溜めしていた番組を片っ端から見ては重要そうなところを抜粋してメモを取りました。国際事情の初心者の方は、同氏の著書「知らないと恥をかく世界の大問題」から入るのがいいと思います。非常にわかりやすく纏められています。私は4と5を読み、重要そうなところを抜粋してはそれを英訳し、プリントアウトしていつも持ち歩いていました。合格された方の中には、EconomistやTimeを購読されて準備されている方も多いようでしたが、知識的にもそこまでのレベルには達していないと思ったので、背伸びはせず、身の丈にあった学習法に徹しました。上記以外では、UN Newsや英字新聞、日本の新聞の切り抜きで情報収集し、日本語のものは必要なところを必ず英語に訳すようにしました。試験直前の2週間は情報収集はせず、ひたすら準備した内容の暗唱を繰り返しました。試験当日は、非常に素晴らしい面接官にも恵まれ、まったく緊張することなく、15分間があっという間でした。非常に楽しい有意義な15分でした。
【最後に】
私の英語資格受験でのこだわりは、「独学」です。スクールに通ったり留学などせずに、自力で合格する、ということに重きを置いてきました。恐らくその過程で遠回りしていることもあるかと思いますが、その分、得られたものも大きいのではと勝手に解釈しています。正直、自己満足の世界です。もちろん、まだまだ発展途上です。更なるステップアップを目指して今後も精進していきます。国連英検は英語力の向上のみならず、国際感覚を身に付けるのに打って付けの試験です。是非多くの皆さんに受験していただければと思います。
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○ はじめに
2014年度第1回 国連英検特A級に合格し、このような掲載の機会を頂いたことを光栄に思います。振り返れば国連英検を初めて受験したのはおよそ20年前、その当時から私が目標としている、ある有名な日本人女性が国連英検特A級保持者でいらっしゃることを知ったことが特A級に関心を持ったきっかけと記憶しております。
○ 英語の勉強法
私自身には幼少時の海外生活や本格的な留学の経験があるわけではありません。ただ、英語能力の程度が将来のキャリアの方向性を決める一要素となり得ることは学生時代から強く意識しており、自発的、積極的に学習を継続してきたつもりです。
ここ数年の私の日常的な英語学習方法は資格試験を中心としたものであり、英検やTOEIC以外にも各種英語試験を受験してきました。これは、段階(級)を踏んで体系的に様々な種類の英語力を伸ばす、との私なりの考えによるものです。そして、その際使用した参考書や過去問題集で抽出された自分にとっての新出単語・表現等については漏らさず書き留めて覚える、英語学校をそのアウトプットの場として活用する(ネイティブの観点から、自然な表現、発音やイントネーション等についての矯正も頂く)、といったことを中心に学習を続けてきました。
これに加え、CNN等のリスニング教材を通じた音声面での感覚の維持・向上、『The Economist』等の英語雑誌の定期購読を通じた国際問題に対する知識の涵養や時事英語の習得、また、書店の英語コーナーに定期的に足を運び自分に不足している項目についての書籍があれば購入し取り組む、といったことを心掛けてきました。最近はビジネス英語についても意識的に学んでいるところです。
○ 国連英検対策
今回の国連英検受験対策についても基本的には上述の勉強の延長線上でしたが、追加的に取り組んだのは以下の内容です。
(1次試験)
そして実際の試験では、ウクライナ問題を念頭に置いたと思われる問題が多く出題され、時間も多少余して解き終えました。通過できたのではないかとの感触はありました。
(2次試験)
内容的には、1次試験対策でも使用した『The Economist』や「UN Daily News」(共に過去1年分)を試験当日分まで更に読み込み、面接での実際の発言を想定して活用できそうな情報や表現の取りまとめを行いました。加えて、「餅は餅屋」の考えで、都内の国連英検特A級2次試験対策を扱っている語学学校でもご指導いただき、特A級最終合格のチャンスを目前としてこれを逃すものかと万全の態勢で臨んだつもりです。
実際の面接では、受験動機や、総会や安全保障理事会に係る質問があった後、アベノミクスやその第3の矢に含まれる女性の社会進出、加えて集団的自衛権とそれにまつわる憲法解釈などについてお話しさせていただきました。面接自体は和やかな雰囲気で進み、手応えを感じて終えました。
仕事上、深夜の帰宅が続き、週末にしかまとまった勉強ができないような時期もありました。ただ、そのような日常にあっても、’意地でも’普段の学習に加えビジネス英語学校のプライベートレッスンも継続的に受講し、英語の‘思考回路(回線)’を常にアクティブに潤滑にしておく、ということを意識的にやってきたつもりです。また、私のここ数年の仕事自体が外国政府・当局との交渉に関わるものであり、業務上英語文書を読んだりするのが必須だったため、英語力の維持・向上自体はそのことにも助けられていたのかもしれません。
○ 今後の抱負
英検1級に合格したのはおよそ7年前でした。ただそれ以降、国連英検特A級についてはそれを上回るレベルであると聞いていたことから、「帰国子女でもない自分には無理ではないか」と判断してしまい実際に受験することはありませんでした。しかしながらやはり、ここ数年の英語学習の証として、また、更に上の級があるのであればそれを目指すべき、と気持ちを新たにして2014年度第1回試験に挑戦した結果、合格することができました。合格通知を手にした今、地道に出来る努力を続けていた結果自ずと英語力が向上していたことを実感し、嬉しく思っているところです。今後も今回の合格に決して満足せず、「英語道」の精神で自分の弱点を見付けて勉強に励み、オールラウンドな英語力を目指していく所存です。
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この度は念願だった国連英検特A級に合格することができ、大変嬉しく思います。
受験期間を通し、学生時代に学んだ国際情勢の学び直しができたこと、そして英語力を伸ばす機会をいただけたことが、本当に貴重な経験となりました。挑戦したことで見えてきた自分の課題を意識しつつ、これからも勉強を続けていきたいと思っています。
今までずっと参考にさせていただき、そして「いつかは私も・・・」と、モチベーションとなっていた、こちらの合格体験記を書かせていただくことができるのは感無量です。
個人的な方法ではありますが、少しでも読んでいただく皆様のお役に立てれば幸いです。
<1次試験>
英文読解を指導するという職業柄、受験前から、多くの英語長文に触れ、文法なども徹底して勉強してきました。ただ、特A級の1次試験に出題される問題の中には、長文の形をした語彙問題も多く含まれます。読解力をしっかりと身に付けた上で、速読力、語彙力が問われると感じました。
そこで、
を行いました。
また、国連知識の部分に関しては、過去問や問題集で触れられていたところを、指定テキスト「わかりやすい国連の活動と世界」に蛍光ペンでマーク。実際に出題されている問題を参考にしながら、傾向を分析(年号や国連憲章の何章か等の数字、場所が問われる場合も多い)し、それらを中心に覚えるようにしました。
<2次試験>
2次試験は4度目の挑戦で合格。何を準備すればいいか、そしてどこまで話せるようになればいいかを模索する、精神的にきつい日々が続きました。
今振り返ると、3度目までは、質問に対して端的に答えられていなかった(一つの質問に対し、つい余計なこと、知っていることを脈略なく話してしまう)のが、一番の敗因だったのではと思います。
今回の受験では、質問に端的に答えることを心がけ、「質問→それに対する回答」というやり取りをたくさん繰り返すことができました。今まで、1〜2つのトピックに触れるだけで時間切れとなってしまっていたのが、様々なトピックについて(イラク・シリアの難民、拒否権の問題、エボラの流行、長期的平和を実現するために国連ができること等)の意見を述べることができ、その点は大変満足しています。
具体的に試験対策として行ったことの中で一番効果的だったのは、以下の3つです。
この 1.〜 3. の手順を繰り返し行いました。最初は事象自体に関する背景知識も少なかった上、正直なところ「自分の意見を持つ」というがどういうことなのかさえピンと来ていませんでした。それが、これらを繰り返していくうちに、自分でも何を読めばいいのか(インプット)、何を言えばいいのか(アウトプット)を主体的に考えられるようになりました。
この手順に関しては、試験自体は終えましたが、自分のインプット→アウトプットの訓練をこれからも続けていきたいと思っています。
最後になりましたが、これから国連英検を受験される皆様のご健闘をお祈りするとともに、自分自身も特A級という資格に恥じぬよう、英語力アップを心がけていきたいと思います。この度は、本当にありがとうございました。
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難関の国連英検特A級・A級に合格することができ、大変嬉しく思います。光栄であるとともに、身の引き締まる思いも抱いています。私の経験談が特A級・A級を目指されている方々への参考になれば幸いです。
【きっかけ】
仕事で海外営業・海外調達に携わってきた関係上、英語を使用していましたが、商取引という場面に限定されていました。話題をビジネス関係だけでなく、政治・経済・国際関係・文化・歴史・科学技術などにも広げ、一人の人間として、また、状況によっては日本人の代表として世界中の人々とのコミュニケーションができるようになりたいと思ったのが、国連英検を目指したきっかけでした。
【一次試験】
特A級一次は今回4度目で初めて合格できました。対策の要点は、弱点である語彙の強化でした。これは私には極めて重要で、読解の質・スピードの向上のみならず、エッセイ・文法正誤問題などに取り組む時間の確保や、二次試験の口述の質向上にも繋がるからです。
語彙は、単語集や英文雑誌などの方法も試みましたが、定着し効果があったのは、UN News Centreで毎日、記事を一つか二つ選んで、知らない単語の意味を調べ、また、知っていても使いこなせない単語は、類義語をリストアップし英英辞典で意味の幅や中心・重心の違いをチェックしたことです。毎日・少しずつ(30分程度)・文章の読解を通して、ということが、実は近道でした。このUN News Centreの記事は、黙読や音読の練習にも利用しましたし、習得した単語や表現を、エッセイや二次試験の口述にも勿論、利用しました。
時間配分は、エッセイに割く時間を確保する(30分程度)、文法正誤問題を落ち着いて取り組む、ということを念頭に置きました。エッセイは最初の国連知識問題の次に取り組むこととし、出題テーマを15題ほど想定のうえ、作文を用意し、暗記しました。作文は、時間を充分かけて何度も推敲しました。
【二次試験】
私は、読み・書きに比して、聞く・話すが弱いという意味で典型的な日本人学習者です。そして、聞けるようになるには聞く練習が、話せるようになるには話す練習が必要である、という、考えてみれば当たり前のことがつい最近まで解っていなかったのです。そこで、聞く・話すに正面から向き合い、かつ瞬発力養成の為、通訳養成教室に、一年前から週一度通っています。
A級の二次試験は過去直近の三度経験あり、いずれも不合格でした。この経験があったからこそ、特A級二次は初めての受験で合格できたのだと思います。対策は、過去三度の不合格の反省を踏まえ、国連に関心を持ったきっかけをしっかりと伝える・国際情勢に対しての知見を積極的にアピールすることを念頭に、一次試験終了後すぐに始めました。一次試験のエッセイ対策で用意した作文も利用しつつ、質問が想定される国際関係トピックを15ほど設定し、想定問答を用意し暗記と音読練習を繰り返しました。中東情勢(イラク、エジプト、シリア、イランなど)、ウクライナ情勢、日本の集団的自衛権、安保理改革、民主主義(アラブの春を踏まえて)を中心に、背景、対立の構図・各プレイヤーの思惑や戦略、国連を中心とした国際社会の対処法をコンパクトにまとめることに留意しました。新聞の国際関係記事のほか、新書類を読んだり、テレビで専門家間の討論を聞いたりして、体系的な理解に努めました。
二次試験では、序盤に、約七年間滞在していたブラジルで得た知見と、質問票で尊敬する人の欄に記載したオバマ大統領夫人について聞かれました。本番では、国連に関心を持ったきっかけをまず質問され、世界の平和と安全へのコミットメントと、人権・開発・環境問題をも包含する多様な活動を展開していることに感銘を受けた旨を答えました。次に、関心のある国際関係や情勢について話をするようにと指示頂いたので、イラク情勢、ウクライナ情勢、(一連のアラブの春を踏まえた)民主主義について、準備していた考えを述べさせていただきました。あっという間の15分間だった、というのが直後の実感でした。
【今後】
国連英検特A級保持者になることができましたが、私の英語の実力はまだまだです。今後も謙虚さを大事にして英語学習を継続していきたいと思います。
これから挑戦される皆さんには、まずご自身の実力を客観的にみつめて、短所の改善に正面から謙虚に向き合うことをお勧めします。諦めずに、自分自身の実力と弱点に見合った正しい努力を継続している人には、栄冠を手に入れる日は必ず訪れることと信じています。
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今回特A級に合格し大変嬉しく思います。
国連英検は英語(語学)の能力を計るものではなく、国際協力・国際理解・その上で自からの考え、知識が問われるものだと思いました。
勉強法
英字新聞(The Japan Times / International New York Times)を読んで、現在世界や日本でどのような問題があるのかを知る。それぞれの問題について自分の意見を一分間ぐらいに話せるように準備する。個々の国連の活動との関係を調べる。
私は初対面の片との会話が苦手な方ですが、自分の意見をしっかり持ち、自身があれば克服できると思いました。
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この度、最難関である特A級に合格することができ、大変うれしく思っております。英語の学習は英検2級から始まって、同1級、A級、特A級と確実にステップしてきましたが、中でも特A級は半端なく難しい試験で、ようやく3回目のチャレンジで合格できました。そこで自分なりの勉強法を記述させていただきます。
<1次試験>
A級、特A級は、単語力・文法力・読解力・作文力が万遍なく問われる試験です。まず、三修社の関連テキストを繰り返し何度も学習しました。特に、エッセイは合格まで数百枚は書いたと思います。さらに英検1級では、文法力はそれほど問われませんが、国連英検では数割のウエイトがあるので、基礎からもう一度勉強したことと、三修社の「上級時事英文法」が大変役に立ちました。英文法をしっかり固めることで読解力がさらに向上したと思います。また本番では、時間配分が非常に大切です。エッセイに30分費やすとすると、残りの設問は約10分ですので、どこから攻めるか自分なりの戦略が必要です。
<2次試験>
自分は、留学経験もありませんが、International Newsにとても興味を持っていたので、リスニング力維持も兼ねて、毎日2時間はCNNやBBCのプログラムを視聴していました。特に討論番組である、BBCのハードトークやCNNのアマンプールやGPSを好んで視聴し、プレゼンターの問いに対し自分ならどう回答するかいつも考えていました。更に試験前には、最近の国内外ニュースに対して、近況と自分なりの意見をまとめていました。本番では、試験官から質問が機関銃のように飛んできましたが、コミュニケーションに心がけて、少々自身のない回答であっても自分なりの解釈に変えて回答し、とにかく会話を継続させたことが良かったと思っています。言いよどみや言い直しがあってこそコミュニケーションだと思いますので、皆さんも自信と余裕をもって臨んでいただきたいと思います。
最後に、A級、特A級は、難易度にそれほど差がなく、とても高硬質な英語の試験だと思いますので、多くの方がチャレンジされることを期待しています。
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » 米国(父の海外勤務のため計11年間) 職業 » 学生(Bedford High School) |
この度は、国連英検特A級とA級に合格することができ、身に余る光栄であります。難関英語資格として名高い特A級に合格でき自分でも自信がつきました。私の体験記が少しでも国連英検上級合格を目指す方々の参考になればと思っています。
一次試験:
一次試験対策としては、まず手始めに国連英検過去問題集の過去の試験で自分で難しいと思うところを調べ、国連知識、英単語、およびエッセイに重点を置いて勉強しました。国連に関する知識は『わかりやすい国連活動と世界』で重要な国際機関、国連の大まかな歴史、そして国連に関する年号や数値をなるべく多く覚えました。出題問題として数字を問うものが多いと考え、国連機関の加盟国数から国際デーの日付など様々な数値を覚えました。英単語に関しては、一度解いた過去問でわからない英単語はすべて調べ、また実用英検用の単語暗記本でさらに語彙を増やすよう努めました。国連英検のエッセイは100点中の20点ととても重要な箇所でありどんなテーマにでも対応出来るよう、日頃から考えるようにしました。
二次試験:
二次試験対策としては新聞や経済誌などに目を通すようにし、集団的自衛権、北朝鮮問題など、最新の時事問題には特に注意して自分の意見を英語で表現出来るようイメージトレーニングを続けました。雑誌はタイムズをはじめ幅広く読み、いろいろな意見を集め自分の意見と合わせ説明出来るよう努めました。2次試験では思った以上に早いペースで会話が進みたくさんの質問を聞かれました。集団的自衛権のテーマでは徴兵制についての意見など想像もしない質問をされましたが、たくさんの記事を読んできたので自分らしく対応出来たと思います。
国連英検特A級合格を励みとし、これからも英語力の向上に努め、そして真の国際人への道を歩んでいきたいと思います。皆さんもぜひがんばってください。
最後にたくさんのアドバイスをしてくれた祖父、私の応援をしてくれた祖母、支えてくれた父と母にとても感謝しています。
保有資格 » TOEIC 990点、実用英検1級 留学経験 » 無 |
特A級に3年間挑戦し続け、ようやく合格通知をいただくことが出来ました。応援をしてくださった皆様に感謝します。
学習するにあたり、実際に行ったことを以下に書いてみました。
すでに掲載されている体験記と重なる部分も多いですが、少しでもこれから受験される方々のご参考になればと思います。
【学習開始時の力】
【1次・2次共通 これをやって良かった】
【やらなくてもよかったこと】
【1次】
【2次】
【最後に】
お読みいただいてありがとうございました。何か一つでもご参考になれば幸いです。私でも合格できたということは、どなたにも合格の可能性があるということだと思います。地方にいようが留学歴や今知識がなかろうが、これから勉強すればどうにでもなります。今後も勉強を続けていきたいと思います。
保有資格 » TOEIC 985点、TOEFL 115点、実用英検1級 留学経験 » 父の仕事で渡米し中1まで7年間現地校に通う 学校名 » 渋谷教育学園幕張高等学校 |
今回初めて国連英検を受けましたが、世界情勢をより身近に感じる良い機会だったと思います。
1次試験
1学期の中間テストの前日だったので効率良く準備しようと考え、既に特Aを持っている友達からアドバイスしてもらったり英文を短時間で読めるように図書室にある「Time」に頻繁に目を通すようにしました。また、国連広報センターの「UN Daily News」にこの数年記載された項目を確認して「国連英検特A級対策」の問題集を利用しました。問題集で間違えた箇所を復習して理解することや、国連についての知識に加え世界情勢を知ることは役立ったように感じます。
2次試験
まず国連の方針を良く理解し、その上で「UN Daily News」のこの1年の記事に注目し、最重要と考えられる項目について自分の意見をまとめておきました。面接試験前日や当日のCNNとNHKニュースも確認して会場に行きましたが、実際の試験では主に国連に関することや自分が興味を持っている分野について聞かれました。面接自体はとても楽しく、面接官の方々とはまたいつの日かお会いして国際問題について一緒に語りたいと思います。
保有資格 » TOEIC 960、TOEFL104(iBT)、実用英検1級、 通訳案内士(英語) 留学経験 » アメリカ大学院2年、現地勤務5年 職業 » 高校教員(育休中) |
運よく初挑戦で合格することができ、大変うれしく思います。勉強中は、こちらの合格体験記を幾度も読み、自分を励ましてきたので、今回、自分が書くにあたり、これから受験する方たちの励みになれればと思います。現在1歳の娘がおりますので、私のような子育てしながら勉強しているママたちの参考にもなれば幸いです。
【勉強時間の確保】
これらの時間の確保のために、子育て広場やママサークルで、子どもを午前中にたくさん遊ばせて、午後の早い時間にまとまってお昼寝してもらうようにしました。
土日は原則、思い切って勉強時間を入れず、過去問を時間を計って解く場合に限り、朝5時~7時に時間を取りました。
夜はとても頭が働かなかったので、子どもと一緒に9時に寝ました。
自分も子どもも体調を崩してしまうと、家事も勉強も回らなくなるので、睡眠・食事など、生活のリズムを調えるのが最優先でした。
【参考書・書籍など】
(一次試験)
国連英検指定テキスト
国連英検特A級・A級対策
特A級・A級過去問(2013年度版・2006年度版・2001-2004年版)
国連英検公式ガイドブック特A級・A級
究極の英単語Vol.4
英検PASS単熟語1級
過去問で分からなかった単語を書きだしたノート
上級時事英文法
土佐犬さんのブログ
(二次試験)
国連英検指定テキスト
そうだったのか現代史Part1&2(池上彰)
世界紛争地図(「世界情勢」探究会)
なるほどそうだったのか!!パレスチナとイスラエル(高橋和夫)
現代の国際政治(高橋和夫)
国連安保理と日本(白川義和)
国連と日本(河辺一郎)
英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(植田一三・上田敏子)
いつも読んでいる地元の新聞
The Japan Times
NHK「時事公論」「視点・論点」(10分でまとめているので、家事をしながら見るのに最適)
池上彰さんの番組
テレビ朝日「世界の村で発見!こんなところに日本人」(紛争地域の歴史を簡潔に解説してくれて、バラエティーなので息抜きになる)
CNN.com International
United Nations Radio(地名や人名の正しい発音を知るため)
土佐犬さんのアドバイス
【一次試験】
受験しようと思い立ったのが、一次試験3か月前の2月で、勉強時間も限られていたため、すでに合格した方からお知恵を拝借しようと、合格体験記を何度も読み返しました。
多くの方が、第一問の国連問題をいかに多く解けるかと、最終のエッセイの時間の管理と確保が大事であると指摘していたので、国連問題は、特A級・A級ともに、手に入るだけの過去問を解き、エッセイは国連英検HPの過去のトピックを使い、30分以内で書ききる練習を重ねました。
国連問題は、過去問を全部解いた後、テキストで出てきたところをピンクのマーカーで線を引き、それ以外の重要だと思われるところを黄色のマーカーで線を引きました。しかしながら、文法の間違い探しや語彙問題の勉強に手こずり、テキストを読むのは、後回しになってしまいがちでした。結局、テキストを読み終わったのは、試験当日、会場に向かう電車の中でした。ぎりぎりだったので、記憶が残っていてかえって良かったのかもしれません。
それから、問題を解く順番も大事であると、多くの方が指摘していたので、その方たちの意見を参考にして、順番を決めました。私の場合は、Ⅰ国連問題→Ⅸエッセイ→ⅢⅥ短文問題→ⅦⅧⅣⅤⅡ長文問題の順番にしました。とくにⅡは時間がかかるので、同じ1点ならば最後に解くのが重要であると感じました。
合格した多くの方が、The Japan Timesは当然のこととして、TIMEやThe Economistを読んでいらっしゃいますが、私はバックグラウンドの知識がなかったので読んでも吸収できないし、そもそも時間がないしということで、一次試験前は手を出しませんでした。(出せませんでした)
【二次試験】
国連英検のブログを検索すると、まず出会うのが土佐犬さんでしょう。私も勉強を始めるにあたり、大いに参考にさせていただきました。同じ長野県にお住まいの方で、今回も受験されるということを知り、一次試験終了後に、会場で思い切ってお声を掛けさせていただきました。その後も、質問させていただき、その都度丁寧なアドバイスをいただきました。二次試験合格は、土佐犬さんの存在なしには語れません!本当にありがとうございました。
集団的自衛権や、ウクライナ情勢など、出そうなトピックを指摘していただき、それらの分野を中心に、新聞を読んでマーカーで線を引きました。英語でどう表現しているのかを知るために、ここでやっとThe Japan Timesの定期購読を始めました。とにかく無理は禁物だったので、ハードルを低くして、関連した社説または記事を、最低でも1つを毎日読むように心がけました。一次試験の準備中に単語をインプットしたことと、時事問題に関する書籍を読み、バックグラウンドの知識が増えたのが生きてきたようで、以前よりも読解力が上がっているのを感じました。
実際の面接では、時事問題について英語でまとめるのが準備の段階で精いっぱいで、肝心の国連の活動についての調べが甘かったと痛感しました。にこやかでフレンドリーな面接官の方々に救われた思いです。笑顔だけは、(引きつっていたかもしれませんが)絶やさずにいました。
一次試験の第一問のような質問も最後に出され、「国連の公用語は?」の質問に、Spanishが出てこなかったり、国連の加盟国数が答えられなかったり、散々でした。
不合格を覚悟して、12月にリベンジするぞと準備をしていたところにいただいた合格の知らせでした。
面接シートの内容については、ice breaking程度のことしか聞かれませんでしたが、あらかじめ準備しておくほうが良いです。下書きを用意して、それぞれについてエピソードを言えるようにしました。国連の内容とは関係ないことがほとんどですが、自分に馴染みのある事柄を面接員に伝えられれば、自分のペースに持っていきやすいのではないでしょうか。
【試験を終えて】
一次・二次ともに合格点ぎりぎりの成績でした。高校時代から存在を知っていて、はるか遠い世界のことと思っていたものが、実際に手に入ってみると、英語の能力も国際情勢の知識もまだまだ足りないと実感します。それでも新たな知識を得ることができたので、国連英検に挑戦して本当に良かったと思います。いかに自分が、世界中で起きている紛争について知らなかったかを思い知らされ、平和な中で子育てと勉強ができる幸せをかみしめました。
家族のサポートも、勉強時間の確保には欠かせないものでした。2回の試験の直前の週末に、子どもを動物園や実家に連れて行ってくれた夫。
一次試験の前夜には、義父が緊急入院・手術になり、遠方の家族も呼ばれるような深刻な状態で、当日の朝には病院の待合で、ぐずる子どもをおんぶしながら、「今日は試験が受けられるのだろうか。受けている場合なのだろうか」と思っていたところ、前夜から一睡もしていない義母が、「今日明日でどうこうなる状態ではなくなったし、何でも資格を取ることは大事だから、行っておいで」と送り出してくれました。幸い義父はその後、回復して退院できました。
いろいろな方たちのおかげで得られた合格です。皆さんに感謝申し上げます。
保有資格 » TOEIC 975点、実用英検1級 留学経験 » 無 勤務先 » 海運会社勤務 |
特A級に合格したことを、大変嬉しく存じております。
「合格のための試験勉強」とあまり考えずに、海外の取引先との会議、折衝、会食等で、生かすことができるような英語での表現力、コミュニケーション能力を鍛える機会、国際情勢に関する知識を身に付けるきっかけと捉え、楽しんで取り組ませて頂きました。
事前に行った準備は主に以下 1. ~ 5.の通り、今後受験される皆様のご参考になれば幸いです。
実際の2次試験では、エネルギー問題、領土問題、日中関係、国連のあり方等に関する見解を問われ、面接官からの鋭い反論、指摘には、詰まりつつも辛うじて意見を纏めて答えました(より深い議論をするために、国際情勢に関する知見を更に深めること、幅広い英語表現を身に付ける必要があることを実感)。
今回は幸運にも合格することができましたが、試験を通じ今後改善すべき点も明確になりましたので、引き続き研鑽に努めて参りたいと考えております。
保有資格 » 実用英検1級 留学経験 » 父の仕事で三年間米国 学校名 » 雙葉高等学校 |
小学生のころから英字新聞を読むことを習慣としていたので、ある程度の国際情勢に関する予備知識は事前に保持していました。指定されたテキスト「わかりやすい国連の活動と世界」を購入し、何回か読み通して重要と思われる事項には線を引きました。また、国連憲章を読み、国連の基礎理念や根本精神をしっかりと頭にたたきこみ、本番に臨みました。二次試験は学校の試験期間とかぶり、十分な対策ができませんでしたが、普段からInternational New York Timesを読んだり、AFNラジオを聴いたりすることを心掛けていたので、何らかの役にたったのかもしれません。おかげさまで合格することができました。
二次試験では予想していない問題が聞かれ、国連との関係づけがとっさに理解できず困りましたが、国連にとらわれず自分の考えを何とかまとめ答えました 最後まで諦めないことも大事だと痛感しました。
保有資格 » 実用英検1級、TOEIC 985、TOEFL 108 留学経験 » 英国(5~9歳)・中国(9~10歳) 学校名 » 渋谷教育学園渋谷高等学校2年 |
この度は特A級に合格したことを、大変嬉しく思います。
私は中学1年生のときに合格して以来国連英検に挑戦する機会を持てず、高校3年生の受験生になる前に取得したいと思い、今回の受検を至りました。私は帰国子女なので英語力よりも知識問題に重点をおいて準備をしました。基本的に毎日の登下校中にBBCやCNNの記事をジャンルを定めず広く読み、また指定テキストを読んで試験に臨みました。明らかに知識不足な面もありましたが、落ち着いて思い出せば解ける問題も多くあった気がします。
2次試験は、はっきりと自分が普段思っていることを口にすることを意識していました。伝えたい事をしっかりと話すことができ、面接自体は楽しむことができたと思います。面接では安全保障理事会や国連の存在意義などについて聞かれました。
また、1次、2次どちらにも、学校の部活動で行っていた「模擬国連」という活動が役に立ちました。世界の諸問題について調べ、議論するこの活動は楽しいだけでなく、とても多くの知識を得ることができます。特に現在中学生や高校生で受検を考えている方には、このような活動をおすすめします。
お読みいただきありがとうございました。御参考になれば幸いです。
保有資格 » TOEIC 945点、TOEFL 93点、実用英検1級、IELTS7.5 留学経験 » オーストラリア・メルボルン大学(1年) 職業 » 高校教員 |
このたび、国連英検A級合格をいただき、また体験記を書く機会を与えてくださり大変光栄です。
2004年に交換留学をしてから今年で丁度10年を迎え、自己の英語運用能力の確認として国連英検を受験しました。今年に入ってから、「節目の記念」という名目でTOEIC・TOEFL・GRE・IELTS・通訳案内士等、英語に関する検定をインターネットで探して受験し続けています。教科としての「英語」が出来るだけでは歯が立たない検定も多く、幅広い情報を吸収しながら、合格を目指して頑張っています。
実は、今回はダブルで特A級も受験していましたが、合格まで9点満たずに一次試験を突破出来ませんでした。必ず今年中に合格するため、【今回の勉強法】と【次回に向けて】取り組んでいることを併せて記載させていただきます。
【今回の勉強法】
今回の勉強法の反省として総じて言えることは、「辛いことからは目を背けて勉強していた」に尽きます。
【次回に向けて】
特A級合格を達成するまでは、まだ「受験生」。国連英検は、英語を通して世界を見る、そんな切り口で英語を学習するきっかけをいただいた検定です。本当にありがとうございます。
保有資格 » 実用英検準1級、IELTS 6.5、TOEIC 860点 留学経験 » ニューヨーク 職業 » 大学生 |
今回、国連英検A級に合格できて大変嬉しく思っています。国連英検の勉強をするにあたりCNNなど海外ニュースの視聴、シャドーイングなどを心がけました。また、TIME誌や英字新聞などに掲載されている英文の模写をすることでライティング力の向上に繋がったように感じております。今後も英語学習や国際場面での体験を通じて国際的な見地が養えるよう努力を続けていきたいです。